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第1回 アルビレックス新潟会長 池田弘 氏:4/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

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社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

株式会社アルビレックス新潟 取締役会長 池田弘氏 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

株式会社アルビレックス新潟 取締役会長 池田弘氏 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

スポーツ不毛の地と呼ばれた新潟に「アルビレックス新潟」という巨大な「スポーツコミュニティ」を作り上げた人物。それが池田弘氏だ。企業が支えるチームではなく、地域全体が一丸となって守り育てるチーム作りをミッションとした池田氏の思いの先には、「地域の活性化」「地域の自立」、そして「地域に住む個人の自立」が存在する。それはまさしく、我々セゾン投信が思い描く理想の地域の姿だった。

地域の活性化の先に地域と個の自立が存在する

株式会社アルビレックス新潟 取締役会長 池田弘氏

●中野

新潟の経済についてお聞きしたいのですが、たとえば富山や福井の場合は大家族が多くて、世帯当たりでは豊かな暮らしをしていると聞くのですが、新潟はどうですか?

●池田会長

豊かさでいえば上位ですね。ただ、新潟でも核家族化してきましたし、高齢化は進んでいます。しかも、出て行った人が戻ってくるにしても、やっぱり働く場所がありません。

●中野

それは、地方が抱える共通の問題ですね。そこで、すぐに打てる手として企業誘致を考えますが、新潟はいかがですか?

●池田会長

今回のリーマンショックで企業の支店の多くが新潟から撤退しました。そういう視点で考えると、市民所得はかなり低位です。その背景には、それなりの給料が払える企業がない、あるいは、小さな企業はあるけれど、それなりの給料をもらうことはできないことが挙げられます。やりがいも含めて、研究開発機能や本社機能を持った企業が人口比率の割には少ないということなのです。

●中野

すぐに解決する方法としては、どこかの企業が来て雇用を生んでくれることですが、それよりも新潟に本社があるような企業が必要になりますよね。

●池田会長

確かに。新潟に本社があれば最後の最後まで頑張りますからね。

●中野

ただ問題は、そういう発想があまりにも少ないということだと僕は思うのです。確かに経営は難しいですけど、なんとかこの地に根を張る企業を作ろうという動きが街全体で起これば、何か変わってくるような気がするのですよ。

●池田会長

その動きが街全体にないのは、そんなことは地方ではできないというイメージがあるからだと思いますでも、新潟県には40社以上の公開企業があって、宮城県には十数社。だから仙台がある宮城県より地元で起業するという発想はあるのかもしれません。

●中野

その発想を持ってしっかり行動していくと、10年後にはものすごく大きな実がなると思うのですよね。今世界的に不景気になっていますが、アメリカでは空前の起業ブームです。でも日本では誰も起業しようなんて思わない。そもそも起業しようというマインドがすごく薄いと思いますね。

●池田会長

それは、仕組みとがないということもあるでしょうね。あとは一度失敗すると、もう再起不能なくらいダメージを受けます。それは金銭的な面でもですね。保証人になってくれた人にはすごく迷惑をかけてしまいますし。アメリカでは、エンジェルがアイディアに投資をする仕組みがあるからチャレンジできるわけなので、日本にも同じような仕組みができてこない限り難しいと思います。

●中野

そういう仕組みができなかったら、個人が一人で会社を興すのはほぼ無理ですよ。

●池田会長

今の日本では、起業するときに親や親せきの保証をつけるから、万が一のことがあったら家族ぐるみでダメになってしまう。そういう人を見ていることもあって、誰かが起業しようとすると、みんなで止めようとしますよね。

●中野

逆に頑張る人間を支えよう、応援しようというカルチャーが日本には欠けているような気がしますが、いかがですか?

●池田会長

国が大企業を応援する仕組みが出来上がってしまったので、残念ながらベンチャーを応援するという流れがないのは確かですね。

●中野

でも会長は、新潟に会社を興そうという人間を育てる活動をしているわけで、それはやっぱり日本の風潮へのアンチテーゼでしょうか?

株式会社アルビレックス新潟 取締役会長 池田弘氏

●池田会長

アンチテーゼというよりは、それしか方法がないのですよ。だからその中でできることを模索しているという状況です。自分で会社を興そうというマインドが育って財政的にも豊かになって、出た収益で拠出をする仕組みが出来上がれば、同じような動きは加速度的に拡大していくでしょうね。

この1つの例が、アルビレックス新潟ですよ。サッカーというカルチャーがなかった新潟から、たかだか10年でU-19 やU-18、U-21など、世代ごとに日本代表が出てくるようになりました。「隣のお兄ちゃんが日本代表になった」と思った子供たちは「自分もそうなれる」と思いますよね。そうすると、そのエリアにおいては、指導者がいたり、いろいろな部分で整備されてきます。

これと同じ流れがビジネス界でも起きてくると思います。何かにチャレンジする文化が生まれ、実際に成功事例が出てくることによって、「隣のお兄ちゃんがベンチャー企業として成功しているんだから、俺もそうなれる」と思う人間は必ずいますよ。それに加えて、リスク管理の仕組み、たとえば1度失敗しても次のチャレンジができるといった仕組みができればいいのでしょうね。それこそセゾン投信がエンジェルとなってチャレンジしていく人に投資をするとかね。

●中野

そういうお金に換えていければいいと思いますね。これは本当に。やっぱりお金が回るということが基本ですから。

●池田会長

企業からすれば、堅実に事業をして収益を出しながら、それに加えてエンジェルがお金を投入してくれればいいなという思いがあるのも確かです。

●中野

まさしく、それが「お金が回る」ということですよ。でもお金がない人からのエンジェル投資は難しいので、あくまでお金がある人からの投資にはなると思います。会長が本の中に書かれていたことで僕がすごく共感したのは、「自分が成功したら、今度は与える側に回ろうよ」という考えです。これが「お金が回る」ということで、この循環ができてきたら、その地域はひとりでに自立していきますよ。

●池田会長

そういう循環を作りながら成功事例とヒーローを作る。そして、ヒーローたちがいい刺激をみんなに与えることができれば、地域も自立しますし、そこに住んでいる人たちも自立していくでしょうね。

●中野

日本には「お陰様」というカルチャーがありますから、そういう循環はできると思います。その循環ができれば、お金を抱え込む人もいなくなるのではないかと僕は考えていますね。お金を抱え込むのは不安があるからでしょうけど、その不安は自分で解消していくものです。でもそれは一人では難しいかもしれません。だから、僕はそういう人たちに勇気を与えたい。それが僕がやりたいことでもありますしね。だから、見ていてください。アルビレックスのような大きな変革を起こして見せますよ。

インタビューを終えて

池田会長はとても純粋な思いの人ではありますが、同時にとても戦略的なビジネスマンでもあり、その二つが合わさってこそ本物のビジネス、世の中に変革を起こすムーブメントを作れるのでしょう。

地域を元気にしたい、そして自立した地方を実践し伝播させたい!そうした池田会長の強い意志が感じられ、小生も改めて自らの思いを奮い立たせていただけました。

新潟が変わろうと自ら行動を始めている、その息吹を感じて、小生にも強烈なエネルギーが注入されました。(中野)

株式会社アルビレックス新潟 取締役会長

NSGグループ代表   池田 弘(いけだ ひろむ)

新潟県立新潟南高等学校卒業後、國學院大学で神職を学び、昭和52年、愛宕神社宮司に就任する。、同年、新潟総合学院を開校、理事長に就任し、30年以上に渡り教育事業、医療福祉事業を展開してきた。 現在は、新潟県、福島県、東京都を中心に、30校を数える専門学校、大学院大学、大学、高等学校、学習塾、資格試験スクールなどの教育機関と、病院や高齢者入所施設などの医療・福祉機関、さらに、専門教材・資格検定事業や、アウトソーシング、給食サービスなどの株式会社からなるNSGグループの代表を務める。

また、平成8年には株式会社アルビレックス新潟の代表取締役社長に就任(現在は取締役会長)。アルビレックス新潟は、平成15年、J2でリーグ優勝、翌年J1昇格。地域密着型の経営手法で経営に当たり、観客動員はJリーグトップクラスとなる。「アルビレックス」の名を冠したスポーツチームは、サッカー、バスケットボールにとどまらず、チアリーディング、ウインタースポーツ、陸上、野球、モータースポーツの各分野でも生まれている。

現在は起業支援に力を入れており、501社の公開並み企業の立ち上げ、育成を目指す起業支援プロジェクトに取り組んでいる。

関東ニュービジネス協議会会長。第15回ニュービジネス大賞アントレプレナー大賞部門最優秀賞受賞、2006年ミッション経営大賞受賞、2006年藍綬褒章受章。

著書・関連出版物

アルビレックス新潟の奇跡-白鳥スタジアムに舞う-(小学館)

池田弘 奇跡を起こす人になれ!(東洋経済新報社)

神主さんがなぜプロサッカーチームの経営をするのか(東洋経済新報社)

地方の逆襲「格差」に負けない人になれ!(PHP研究所)

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