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第2回 株式会社フォーバル代表取締役会長 大久保秀夫氏:3/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

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社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

株式会社フォーバル代表取締役会長 大久保秀夫 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

人の幸せは自分の幸せでもある

●中野

組織として動いている中では、ちょっとうまくいかないことがあると、やっぱり焦るし、沈んだ雰囲気になってしまいます。そういうとき、フォーバルさんであれば大久保イズムを訴えていくと思うのですが、その点どうですか?

株式会社フォーバル代表取締役会長 大久保秀夫

●大久保会長

その繰り返しですね。組織が大きくなるといろいろな人がいて、いろいろなことを言います。そういうときは、この会社の存在意義やお客様とどう向き合うのか?を考えますね。会社はお客様がいればつぶれません。お客様がいなくなるからつぶれるのです。お客様がいなくなるのは、時代に合っていないか、時代に合っていてもお客様と向き合ってないかのどちらかです。だから、そこをしっかり考えていけば、企業は儲からなくてもつぶれません。勝てないけど負けません。勝つことばかり考えるから、負けてしまうのです。突っ走ると、足元をすくわれます。逆に足元を固めた人は、派手にはならないけれど、負けません。

それに、自分で何でもやろうとすると焦るし、粗雑になります。でもこの会社は100年、200年続けると考えれば、焦らなくなるのです。「人を育てていくんだ、文化を残すんだ、ビジョンを継承していくんだ」と考えれば、焦る必要はないでしょう。

●中野

セゾン投信も、僕の代でゴールがあるなんて思ってはいないし、むしろ「自分が捨石になる」という考えです。僕はこの会社を100年、200年続いていく会社にしたいのですよ。だから大久保会長の考えにはすごく共感できます。大久保会長の場合、そういう考えは起業したころからあったのですか?

●大久保会長

最初にお話ししたように、そもそも会社を作る気持ちはなかったので、最初から100年、200年続けるという考えはありませんでした。それに、自分を表現するための場を作りたいと思っていた中で、たまたま知ったのが通信業界だっただけなので、僕自身が何年続けるという考えではなかったですね。もちろん、やるからには妥協はしたくない、仲間とずっと一緒にいたい、組織を作ったなら未来永劫続けたいという思いはあります。でも、いったん誰かに任せたなら完全に退きます。

●中野

それは、次の人に100%の信頼を置いているからできることですよね?

●大久保会長

もちろんそうですが、僕の会社の中では、みんなに「自分の会社」という気持ちがあります。だから、社長がおかしなことを始めたら、きっとみんなで話し合ってどうにかしようという動きが出るでしょうね。本当にまずいなと思ったら、自分の身を捨ててでも社長に食ってかかって引きずり下ろすと思います。「この会社はあなたの会社じゃない、みんなの会社だ」と。そういう風に社員全員が思っているはずです。僕には、その確信があるのですよ。

●中野

それは30年の歴史があるからですか?

●大久保会長

歴史というよりは、喧嘩をしながらも一緒にやってきたからでしょうね。もうファミリーなのです。この会社に10年以上いる社員は約600人中350人もいます。10年、20年というと夫婦よりも長い。これは僕の財産ですよ。会社は働く場ではない、家庭なのです。社員は家族なのですよ。そこで僕はたまたま親父になった。それだけです。

●中野

以前、大久保会長から言われたことですごくよく覚えている言葉があります。「俺は30年かけて会社を作ってきたんだ。」と。それを聞いて当時3年目だった僕は、まだまだこれからだなって思いましたね。でも、すごく勇気をもらったのは事実です。焦る必要はないと。

●大久保会長

そう、会社は良いときもあれば悪いときもあります。みんなで涙を流したり、頑張っていく中で、きっと芽生えてくるものがありますよ。中野さんだって、これからでしょう。時間をかけて伝統を作って文化を作っていけばいい。ただ、諦めてしまったりダメだと思ったら、もう先はありませんよ。それと行動しなくなったら終わりです。「自分のやっていることは正しいんだ」とみんなに啓蒙していく。これをやらなくなったとき、会社はダメになります。

「まず動け、道はそこから拓かれる」僕の好きな言葉です。とにかく動かなければ道は拓きません。人と会うからチャンスがくる、話しをするからチャンスをつかめるのです。

もう1つ、辛抱強くなることです。ちょっとやってダメだからすぐに諦めるのではなくて、「やり通すんだ」という強い意志を持つことです。そうすれば、みんなついてきますよ。

●中野

大久保会長はバブルも経験されていて、そのとき、通信以外にもいろいろなビジネスの話があったのではないかと思います。でもずっと通信1本でやってきていますよね。これまで、ぶれることはなかったのですか?

●大久保会長

通信以外のビジネスの話をいただいたときもありますが、「僕がいるのは通信業界なんだ」と思っていたので、他に手を出すことはなかったですね。いろいろなことに手を出してしまった人をたくさん見てきましたが、そうなると会社はダメになりますね。

●中野

なぜ他のことに手を出すのでしょう?

●大久保会長

結局、欲ですね。経営者は好奇心が強いですから。だからこそ、自分のドメインをしっかり決めておくことが大切なのです。これさえしっかりしておけば、軸はぶれません。

株式会社フォーバル代表取締役会長 大久保秀夫 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

●中野

ドメインをしっかり持つにはどうすればいいのですか?

●大久保会長

自分の仕事に誇りを持つこと、そしてどんな誘いがあっても「自分はこれでいく」という強さを持つことです。かといって、何もしないままでは事業は拡大していかないので、隣接した事業をやる必要はあります。1本だけだと広がりがないので、単なる多角化ではなくて、関連性があるものへの広がりは考えておくべきでしょうね。

僕も30年ビジネスをやっていて、これまでいろいろな人に会ってきました。その中で消えていく人と生き残っていく人がいますが、やっぱり共通点があります。それは人の幸せが自分の幸せだと思えているかどうかです。今でも生き残っている経営者は、最初はこういった気持はなかったかもしれませんが、どこかの段階で「人のため」という思いを持つようになりました。目先の利益ではなくて、「日本を元気にするために俺はやるんだ」という大きなビジョンを持っています。

それと同じくらい重要な共通点は、みなさん謙虚だということです。世間からは「成功者」と呼ばれていますが、全然威張ってないですよ。それともう1つ、優秀なNo2がいますね。これによって会社が変わってきますから、No2の存在はとても重要です。それに関連するのですが、時間の使い方も上手です。ようはNo2がいるから、トップは自分の思ったことをやれるのですよ。僕は15年前からNo2を作ろうと意識していましたが、かといって特に教えるということではなくて「俺のやることを全部見て、盗みとれ」というスタンスでした。

●中野

いくつかポイントを教えていただきましたが、その中で一番重要なのは何ですか?

●大久保会長

ビジョンだと思います。大きなビジョンを持たないと、会社は大きくならないでしょうね。中野さんだったら、「みんなのために金融業界を変えるんだ、日本を良くするんだ」というビジョンです。でも、それはもう中野さんの中には、しっかり存在していますよね。

フォーバルには「フォーバルウェイ」という社訓のようなものがあるのですが、その中に「フォーバルに任せてあるから安心」という一文があります。この言葉をいただくために僕たちは「そのためには?」と考えていくのです。セゾン投信だって同じです。「セゾン投信に任せたら安心」と言っていただくためにどうすればいいのか?を常に考えることです。まずは与えるという発想です。そうすれば、大きなビジョンを持つことができ、ビジョンに近づき、やがてそれに到達するのではないかと思いますね。

株式会社フォーバル代表取締役会長 大久保秀夫

大学卒業後、アパレル関連企業、外資系英会話教材販売会社に就職するものの、日本的な年功序列体質、人を使い捨てにする経営方針に納得できず退社。1980年、25歳で新日本工販株式会社(現株式会社フォーバル)を設立し、電電公社(現NTT)の独占であった電話機の市場に進出する。1988年、創業して8年2カ月という異例のスピードで、最年少(当時)で株式を公開し、社団法人ニュービジネス協議会から「第1回アントレプレナー大賞」を受賞。その後も様々な「新しいあたりまえ」を創造し続ける。2010年には社長職を退き、国内国外問わずさまざまな社会活動に注力しており、カンボジアにおける人材育成を応援する「公益財団法人CIESF(シーセフ)」理事長や「元気な日本を作る会」理事長等を務める。

著書・関連出版物

「社長力」を高める8つの法則(実業之日本社)

The 決断 決断で人生を変えていくたったひとつの方法(ワンプルーフ)他多数

投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。

その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は、銘柄ごとに設定された信託報酬等の諸経費がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記載されております。

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