投資信託、積立投資ならセゾン投信。長期的な資産運用をお手伝いします。

Loading

第4回 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充氏:3/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

TOPセゾン投信とはセゾン投信のコラム・対談対談「~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力」 > 第4回 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充氏 Vol.03

社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

最初の一歩は合理性の上には成り立たない

●中野

ユーグレナさん、あるいはミドリムシの最終ゴールは?

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充

●出雲社長

2018年までに、ミドリムシを使ったバイオ燃料によって飛行機を飛ばします。そして、ミドリムシフライトの機内では、ミドリムシ食品を召し上がっていただけるようにします。少し前まではクッキーだけでしたが、今はアイスやカステラなどもありますし、今後も種類は増えていくでしょうから、食の面でも楽しんでいただけると思いますね。

2030年へのステップは、宇宙と小型化です。小型化というのは、各国の家庭でミドリムシを育てて食料にしたり、バイクや車の燃料にするという発想です。その途中の過程では市町村単位、世界を見れば村単位での培養になると思うので、小型のミドリムシタンクを設置してそこでミドリムシを培養して、その村の人たちが食料として食べて健康になる、バイクや自動車の燃料になるという考えです。

小型化の技術は宇宙にも応用ができます。静止軌道衛星上の宇宙ステーションで、ミドリムシを使っていただくというのが、2030年までに我々がやる仕事であり目標です。

●中野

2018年、2030年というのは、どういう意味があるのですか?

●出雲社長

2018年については、航空会社の規制の関係です。特にEU便の規制が2017年から始まると言われていて、航空機由来の二酸化炭素を10%削減しなければならなくなると見られています。対策として機体の改良などもありますが、実際に二酸化炭素を削減する主な手段はバイオ燃料しかないと言われているので、我々は遅くても2018年までにはバイオ燃料を作らなければ、乗り遅れてしまうのです。そして、僕の場合には12年を1サイクルと考えるので、2030年は次のサイクルということになります。

●中野

9億5000万人を健康にするのは、どこのサイクルに入るのでしょう?

●出雲社長

2018年~2030年のサイクルで考えたときの、2021年~2024年で一気にやっていきたいと考えています。

●中野

みんなが健康になったら世界人口はもっと増ますよね?

●出雲社長

死亡率を下げることにも貢献できると思いますが、それよりは不健康な方の健康に寄与するのがミドリムシの本心です。不健康な方が健康になることで人口が増えるというよりは、68億人の中にはいろいろな可能性があって、まだまだポテンシャルがあるのだから、そのポテンシャルを上げるのがミドリムシの役目かと思いますね。当然将来的には人口が増えていくので、そのときに人類全体のクオリティが上がるというイメージです。そうすれば、音楽、映画、スポーツなどの分野で才能を発揮できる人が増えるのだから、僕自身も今以上に楽しむことができるようになるわけです。

●中野

つまり、科学や産業という分野だけではなくて、芸術やスポーツという分野にも発展成長の可能性を生み出してしまうということですね?

●出雲社長

おそらく芸術とかスポーツの分野の方が、秘めた能力を持った人は多いと思いますね。だから、全体のクオリティが上がればもっと豊かな才能を持った人が現れるでしょうし、スポーツだってもっともっとおもしろくなるはずです。

●中野

そう考えると、ものすごいやりがいですね。地球を救うだけではなくて、人類の成長や発展にまで貢献する。これはもう数値化できない世界ですよね。豊かさとか喜びとか、ワクワクがベースにあるので、出雲さんが得意とする数値化は無理です。一方で、環境の面ではちゃんと数値化ができると思うのですが、いかがですか?

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充

●出雲社長

現在1年間の航空燃料代として、国際線・国内線を合わせて1兆円を使っています。1兆円のうち、これから規制がかかるEU便に関しては、国内で給油している金額は1000億円。2017年までに10%をバイオ燃料に替えるのだから、100億円のバイオ燃料マーケットが待っていることになります。国産バイオ燃料は今のところユーグレナだけですから、弊社だけで独占できるのが理想です。でも、それが難しいのであれば、せめて半分は取りたいと考えているので、そうすると50億円のマーケットがあります。

これと表裏一体となっているのが、バイオ燃料を作った後にできる絞りカスです。これは非常に良質なたんぱく質やビタミンを含んでいるので飼料になります。これが、今日本の食料自給率を押し下げている輸入穀物飼料の代替になれば、自供率を上げることが可能です。輸入穀物飼料よりもミドリムシ飼料の方が、家畜が断然元気に育つということになれば、みんな使うようになりますからね。つまり、国産燃料と国産飼料のダブルでビジネスチャンスがあることになります。

それに加えて、排出権のマーケットも視野に入れることができそうです。今ヨーロッパでEU ETSのマーケットで取引されている排出権は10兆円規模なので、日本でも同じキャップアンドトレードの制度をフルに取り入れれば、EUと同じだけのマーケットが生まれることになりますよね。

二酸化炭素の排出量に関しては、約60%がエネルギー転換部門(発電)と運輸部門からです。今、年間約12億トンの二酸化炭素を出していますが、そのうちの約5億トンがエネルギー転換部門(発電)と運輸部門ということになります。ここの二酸化炭素を我々がミドリムシ燃料・飼料を生産するときの原料として仕入れることによって、今後は二酸化炭素の排出権の売り手としてビジネスが可能です。つまり、環境に関しては燃料、飼料、排出権の3つにおいてビジネスができて、これらの利益を食料として提供するミドリムシの価格を下げるために使えれば、2021年以降に海外進出をするときの動きを加速させることができると思います。

●中野

話を伺うと、かなり壮大なことですね。飛行機を飛ばすとか、いずれはロケットを飛ばすことにもなるでしょうから、すごくスケールの大きなことだと思います。もしこれらが実現したら、ノーベル賞もとれるのではないですか?

●出雲社長

万が一とれれば、それはすごくありがたいことですけど、それを狙って今の仕事をしているわけではありませんからね。それよりは、今僕が話したことを実現させることが優先です。少なくとも賞をとるためにミドリムシを培養しているわけではないので、そこが逆になってはいけないでしょうね。

株式会社ユーグレナ代表取締役社長 出雲充氏

1998年東京大学文科三類入学、在学中に米国スタンフォード大学で開催された「アジア太平洋学生起業家会議」の日本代表を務め、3年進学時に農学部に転部。2002年東京大学農学部農業構造経営学専修過程卒業後、東京三菱銀行に入行。退職後、米バブソン大学「プライス・バブソンプログラム」修了、経済産業省・米商務省「平沼エヴァンズイニシアティブ訪米ミッション」委員を務め、2005年8月株式会社ユーグレナを創業し代表取締役に就任。

同年12月に微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の世界でも初となる食用屋外大量培養に成功。

2010年は内閣の知的財産戦略本部「知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会」委員も務める若手起業家の一人。信念は『ミドリムシが地球を救う』

著書・関連出版物

東大に入るということ、東大を出るということ(プレジデント社)

食料・エネルギー問題をミドリムシで解決する!【CD】(神田昌典・出雲充)

投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。

その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は、銘柄ごとに設定された信託報酬等の諸経費がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記載されております。

ご購入に際しては、必ず投資信託説明書(交付目論見書)の内容を十分お読みいただき、お客さま自身にて判断いただきますようお願いいたします。

インターネットからの資料のご請求・口座開設はこちら

資料のご請求・口座開設に関するお問い合わせ

セゾン投信お客さま窓口

※ボタンをタップすると電話を発信できます

※お問い合わせ前によくあるご質問をご確認ください。

※FAX:03-3988-8673

pagetop