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第4回 株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充氏:4/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

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社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

最初の一歩は合理性の上には成り立たない

●中野

出雲さんの役割は社員のみなさんを楽しくすることだとお聞きしましたが、経営者としての信条はあるのでしょうか?

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充

●出雲社長

ある経営者の方がおっしゃっていたのですが、仕事では「あたま」を使えと。どういうことかというと「明るく、楽しく、前向きに」ということです。たとえばデートの日の雨でさえも、明るく楽しく前向きにとらえることができればいい。極端な話かもしれませんが、銀座線がすごく混んでいたら「それはサウナに入ったようなものでしょう。しかもたった160円で」と考えることもできるわけです。多少無理があるようなことでも、明るく楽しく前向きにしていればいいかなと。

物事は全部中立だから、嫌だと思ったとしてもなぜ嫌なのかと考えると、それは受け止め方の問題だと思うのです。だから切り口しだいで、変わるように思いますね。

●中野

よく、「運が悪いから」という人がいますけど、それはどう解釈します?

●出雲社長

「運が悪い」なんて、相当運がいいですよね?それだけ他の人よりもアクシデントが多いことなので、すごいことですよ。それは本当に不運なのか?ということですよね。

●中野

会社をつくられて5年ですよね。これまでずっと順調ということはなかったと思うのですが、「あたま」で考えることができなかった悔しいこと、辛かったことはありますか?出雲さんでさえ、ショボンとしてしまったということは?

●出雲社長

そもそも、乗り越えられることしか起きませんからね。乗り越えられないということは、乗り越えなかったということ、つまりやってないということです。じゃ、どうして乗り越えられなかったのですか?と聞いても、それを説明するのは不可能なのですよ。

●中野

でも、多くの人はできない理由を言う方が得意のような気がしますが。

●出雲社長

それは日本人特有のものだと思います。アメリカ人に紙を渡して3分間で良かったことを表に、嫌だったことを裏に書いてくださいというと、彼らは本当に些細なことまで書くのです。たとえば「朝起きて太陽が気持ちよかった」「お母さんにおはようを言った」とか。それで3分たって、大満足で終わります。でも日本人に同じことをさせると、まず紙を裏返して、嫌だったことから書き始めるのですよ。「これができませんでした」「これが嫌でした」とかね。それで3分たってもまだ書ききれないという人もいる。ある意味、すごいなって思いますよね。

このメンタリティやマインドの違いを考えると、アメリカ人の方が得をしている気がします。物事は必ずニュートラルなのだから、同じ個数だけ逆の側面があるけれど、日本人には良い面が見えにくいのかもしれません。だから内省的になってしまう。ネガティブになってしまう。であれば、少なくとも僕自身は、自分を変えることから始めようと。「あたま」にはそういうメッセージもあります。

●中野

僕はミドリムシに関しては全くわからないのですが、どんなミドリムシでも豊富な栄養素を含んでいたり、バイオ燃料になったりするのですか?

●出雲社長

すべてのミドリムシにそういう性質があるわけではありません。何かしらの能力があるミドリムシはすごく限られています。食料に向いているのか、バイオ燃料に向いているのかによって品種も違います。

●中野

そういうミドリムシは、そう簡単に見つからないですよね?

●出雲社長

5年探し続けていますが3種類しか見つかっていません。日々ミドリムシを探していて、これが本当に重要な部分でもあります。

●中野

これはすごい!というミドリムシは、どうやって見つけるのでしょう?

●出雲社長

カンとか経験もあるのでしょうけど、案外近くにいたりしますよ。東大の池にいたとか。あとは、テレビや雑誌などを見てファンになった方が水を送ってくださったりもしますね。すごく過酷な状況に置かれているような水にすごいミドリムシがいるかもしれません。たとえば、ドラム缶の上に油が浮いている状態の水とか。

●中野

これはすごい!というミドリムシということは、そういう特別な能力があるミドリムシを見つけないといけいない。でも、そう簡単には見つからないから、毎日歯を食いしばって頑張っているのだと思います。見つからないからもうやめますとなってしまったら、これまでミドリムシで元気になってファンになってくれた方はどうなるの?という話ですからね。先ほどの話で僕がすごく感動したのは、水を送ってくれる人がいるということですよ。これはまさにハートの世界ですよね。応援してくれる方がいる以上、出雲さんも「頑張らないとな」となるのではないですか?は、どうやって見つけるのでしょう?

株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲充

●出雲社長

水を送ってくださる方もいらっしゃいますが、絵葉書や手紙など、いろいろ送っていただくので、それがやりがいになっている部分はありますね。やっぱり「ありがとう」と言っていただけるのが一番嬉しいです。

●中野

僕のビジネスは完全にBtoCなので、「ありがとう」の言葉はいただきやすいのですが、出雲さんの場合にはBtoCではないですよね。だから「ありがとう」を直接いただけるとは考えてなかったのでこうしてたくさんの方から「ありがとう」をいただけるというのは驚きですし、これがエネルギーになるのではないかと思います。

●出雲社長

はじめて手紙をくれた方のことは今でもよく覚えていますね。その方は学校の先生でした。サプリメントのことを勉強している中で、世の中には健康に寄与しない食品が反乱している事実を知ってとても心を痛めていたそうです。そのうえで僕に一言言いたいと。会社にお電話をいただき、最初はクレームかと思ったのですが、実はその逆でした。その後手紙をいただきまして、今までいろいろなサプリメントに嘘があって悩んでいたけれども、ミドリムシは自分の健康診断の結果を見ても、本物だと。診断表のコピーを送ってくださって、それを見たら血液検査の結果が良くなってきている。特に何かをしているわけではないので、ミドリムシが自分には合っているんです。ありがとうございます。という嬉しい手紙でした。そういう嬉しいことがあって、その数をもっと増やしたいなという思いを持って今もこうして仕事をしています。

●中野

最終消費者と直結しているのですね?

●出雲社長

食の分野ではつながっていますね。もちろん、我々だけではなくて、いろいろな会社さんがミドリムシ商品を作ってくださっていますが、もともとのミドリムシは僕たちだけしか作れませんから、そこまで調べて連絡くださるのはありがたいですね。

●中野

そこまで調べるというのは、心底感謝しているということですよね。やっぱり、「ありがとう」と言っていただけるのが嬉しい、そういう思いですか?仕事をしているときの最大の喜びは。

●出雲社長

それはお客様に教えていただいたとても大切な思いですから、行動力の源にはなっていますね。

●中野

僕としては、たくさん入金があり、買いつけがあるのも当然嬉しいのですけど、やっぱり「ありがとう」という言葉、思いを伝えてくれるほうが、ずっとずっと嬉しいですよね。この言葉に勝るものはないですよ。

今回出雲さんと話をして、最初は「え?ミドリムシ?」から入った僕が、今ではすごく壮大なスケールの可能性を感じています。ごくごく普通の少年が青年になり、ミドリムシに出会ってすごく大きな一歩を踏み出した。そして、金融の世界とはまた違ったパワーを生み出し地球を救おうとしている。ここにはサイエンスとか正規分布とか、そんなことをはるかに超えた強い感動がありますよ。

それに僕が一番共感したのが、やっぱり「ありがとう」です。この言葉で出雲さんとお客様はつながっているし、逆にいえばこの思いがあるからつながっていられるのだと思います。もちろん僕も「ありがとう」があるからこうして仕事を続けることができているわけで。同じ価値観を持っている出雲さんと話ができて、改めて感謝することを考えられたような気がします。まさしく「ありがとう」ですね。今日はワクワクとか驚き、そして夢をたくさんいただきました。今度お会いするときには、僕の方が出雲さんにワクワク、ドキドキをあげたいですね。こういう競争は奪い合いではなくて与え合いだから、ゼロサムではなくてプラスサムだと思います。いい競争相手ができました。出雲さんは手ごわそうですけど、僕は負けませんからね(笑)。

インタビューを終えて

出雲社長と初めてお会いした時、すぐに気付いたのは人並みはずれた頭の良さ!そしてその切れ味に驚いているうちにどんどん声が大きくなり、ゼスチャーも付いて熱っぽく語り続けるワクワク話にすっかり引き込まれてしまう。その内容は実に合理的でかつ論理的でありながら、すべてのベクトルが明るい未来へとつながっているのです。とびきりの頭脳に社会への思いと未来への大きな夢が合体している出雲さんの魅力がしっかりと伝えられる対談になったと満足しています。そしてたくさんの元気を頂きました!(中野)

株式会社ユーグレナ代表取締役社長 出雲充氏

1998年東京大学文科三類入学、在学中に米国スタンフォード大学で開催された「アジア太平洋学生起業家会議」の日本代表を務め、3年進学時に農学部に転部。2002年東京大学農学部農業構造経営学専修過程卒業後、東京三菱銀行に入行。退職後、米バブソン大学「プライス・バブソンプログラム」修了、経済産業省・米商務省「平沼エヴァンズイニシアティブ訪米ミッション」委員を務め、2005年8月株式会社ユーグレナを創業し代表取締役に就任。

同年12月に微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の世界でも初となる食用屋外大量培養に成功。

2010年は内閣の知的財産戦略本部「知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会」委員も務める若手起業家の一人。信念は『ミドリムシが地球を救う』

著書・関連出版物

東大に入るということ、東大を出るということ(プレジデント社)

食料・エネルギー問題をミドリムシで解決する!【CD】(神田昌典・出雲充)

投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。

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