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第6回 ブルータグ株式会社 代表取締役社長 今矢賢一氏:4/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

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社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

ブルータグ株式会社 代表取締役社長 今矢賢一氏 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

自立してこそ一流のアスリートである

●中野

日本にはスポーツを管轄する省がないそうですね?

ブルータグ株式会社

●今矢さん

先進国と呼ばれる国の中で、スポーツを管轄する省庁がないのは日本だけです。今議論はされていますが、実際に存在していません。それができればすべての問題が解決されるわけではないのですが、スポーツ省がないのはあり得ないですよ。今は文部科学省が管轄していますが、やはり教育を管轄する省庁がスポーツを管轄できるのか?というと、難しい点があるのは事実です。

しかも、パラリンピックにおいては、文部科学省ではなくて厚生労働省の管轄ですからね。省庁が違うので対応も全然違います。助成金も文部科学省管轄なので、オリンピック選手には出ているのですが、パラリンピック選手には出ていません。報道に関しては力の入れ具合も違うので、必然的に知名度も違ってしまいます。知名度についてはこんな話があるのですよ。日本のテニス界で世界的プレイヤーが出なかった時期があって、そのときにフェデラー(スイス出身のトッププロテニスプレイヤー)が日本のメディアに「日本にあなたのような選手が出ないのはどうしてか?」と質問されたとき、彼はこう答えました。「日本には、国枝信吾という最高のテニスプレイヤーがいるじゃないか」と。国枝選手は車いすテニスの金メダリストで、テニス界ではスーパースターなのですが、車いすテニスという理由でほとんど注目されないし当時はほとんど報道もされていませんでした。

●中野

パラリンピックの選手もそうかもしれませんが、特にマイナースポーツの選手は生活が苦しいと聞いたことがありますが、その点どうされているのですか?

●今矢さん

家族のサポートがあったり、スポンサーになっていただくことで生活している場合もありますし、普通に働いていることもあります。たとえばロンドンマラソン、ボストンマラソン、ベルリンマラソンでは常に上位3位以内に入るような日本ではトップクラス、世界が認めている車いす陸上の選手は、普段は仕事をしています。僕は、そういう選手は働かせてはいけないと思うのですよ。フルタイムで練習して、遠征に行くべき選手です。本来であれば、僕たちの会社が支援できるようにならなければいけないのですが、肝心の会社が日銭を稼ぎながらでないと支援の環境が整えられないというのが、今の日本の実情です。

●中野

今矢さんの会社のようにアスリートを支援している会社は、他にもあるのですか?

●今矢さん

企業が単体として収益を上げている中で、スポーツ選手をかかえていることはあります。つまり、企業所属の選手ですね。これも日本のスポーツ界においては大切な支援活動です。企業としては福利厚生という目的もありますし、有名選手をかかえることで企業の広告宣伝にもなります。でも今は企業に余裕がなくなって、スポーツ選手をかかえることができなくなってきていますよね。

●中野

ということは、これまで企業が行ってきた支援を国がやるべきときが来たということですか?

●今矢さん

国としてやれること、やるべきことはとても多いと思いますね。我々が活動をすることでムーブメントが起きるのはすごく意味がありますが、やはり国でないとできないことはたくさんあります。

●中野

今矢さんにはじめてお会いするとき、僕たちの会社は一生懸命生きている人を支えるためにありたい、その代表がブルータグさんが支えているアスリートだという認識がありました。スポーツ選手としては自立できているのかもしれませんが、経済的に自立ができていないのではないかと。しかもアスリートは、大きな怪我をしたら競技を続けるのは難しいですよね。つまり、いつ競技人生にピリオドを打つのかはわからないわけです。だからこそ、経済やお金の仕組み、将来に渡って資産運用をしていくことの大切さを伝えたいと思いましたね。

●今矢さん

彼ら自身が、お金や経済の仕組みを学ぶことはとても重要だと思います。いかにアスリートとしての生活を成り立たせるかを考えなければなりませんからね。生活を成り立たせるためにはお金に働いてもらうという発想と、それに関する知識が必要ですが、残念ながら日本のアスリートでそれらを持っている人はきわめて少ないのが現実です。その背景には、アスリートがスポーツ以外のことをしたり考えたり、スポーツ界以外の人と接点を持つことがタブー視されてきたことがあります。スポーツ以外のことを考えると、集中していないことになってしまうのです。もちろん、やるべきことに集中するのは重要ですし、選手としては大切なことですが、一方で経済的な土台をしっかりさせていかないと選手としても伸びていきません。でも、そこに足をふみ入れてはいけないという環境になっていて、お金のことを学ぶ機会もほとんどない状況ですね。

●中野

お金について学ぶという部分では、僕たちがお手伝いできるのではないかと思っています。プロになったけど、生活ができない人はけっこう多いですよね。そういう人たちがどういう人生を作っていけばいいのかは大きなテーマです。プロになるまでの根性があって、人間としても素晴らしい。でも、お金のことになると無頓着で、経済的な自立ができていない方が多いような気がします。

●今矢さん

お金に関しては、根本的な知識や選択肢を持っているだけでも全然違いますからね。ただ、そういう知識がなくても生きることができてしまっていた。日本は豊かになりすぎたので、危機感を持てなかったわけですよ。

●中野

一方で、今、将来に不安を持っている人もたくさんいます。その証拠に貯金をする人がすごく多いのですよ。アスリートも不安と背中合わせのような気がしますが、その点どうでしょう?

ブルータグ株式会社 代表取締役社長 今矢賢一氏

●今矢さん

不安がないといったら嘘になるでしょうね。でも、メンタル的に不安をコントロールする能力は他の人よりもあると思います。自分自身に対する自信や意思、考えをしっかり持つという姿勢は、アスリートの方が強いですよ。不安の裏には自信のなさがありますが、それを克服するのはアスリートの方がうまいでしょうね。

たとえば日本の場合には人口が減っていくのは確実だし、経済成長を考えると日本よりももっと伸びている国もあります。かといって、日本が誇れる技術や文化があるのも確かだから、自分さえしっかりしていれば大丈夫だと考えられるのだと思います。夢を持てないのは、自信が持てないことの裏返しだと思うので、そこが本質的な問題なのではないでしょうか。夢がなくても生きていけるのが日本という国なので、変化する必要がないし、変化することを嫌ってしまう。そもそも生きていく中でプレッシャーがないのだと思います。事実、1日1ドル以下で生活しなければならない人が世界にはたくさんいる中で、日本にはそんなプレッシャーなんてないわけで、相当幸せだなと思いますよ。

それに加えて、豊かさの価値観が変わってきているのだと思います。今までのことが当たり前だと思っていると不安を感じてしまうのでしょうけど、今が超贅沢だと思えば考え方も変わるのではないでしょうか。もっと上を目指したいのであれば頑張ればいいだけです。頑張るための選択肢は日本にはたくさんありますからね。

●中野

20世紀は企業がアスリートを支えてきましたが、21世紀になった今、アスリート自身が自立をしなければならないと僕は思います。自立してこそ、一流のアスリートという考えを持っていただきたいですね。自立するには、競技だけではなくて他の分野にも興味を持って勉強する必要がありますけど、ここまでスポーツを続けてきている彼らの根性があればそれは可能ですよ。

僕は、スポーツは世界を元気にする1つの起爆剤だと考えていて、だからこそ人生をかけてスポーツに取り組む人たちを応援したいという気持ちがあるのです。彼らがいなくなったら世の中はつまらなくなってしまうし、僕自身も楽しみの1つを失うことになりますからね。僕と同じような気持ちの人はたくさんいるはずだから、みんなでアスリートを支えていければと。もちろん、その中のひとりとして僕もできる限りのことをしたいと思います。幸い僕の近くには今矢さんという熱い人がいますからね。今矢さんの情熱が失われない限り、日本のスポーツが変わっていく可能性はあるわけですから、だったらやりましょうよ。セパタクローの選手が日本を沸かし、カバディの選手が子供たちに夢を与える日がきっと来ます。そうなったら楽しいじゃないですか。そういう気持ちで一緒に頑張っていきましょう。

インタビューを終えて

今矢さんは、上背もあって、見るからにスポーツマンの爽やかなナイスガイです。そして、スポーツを愛し、アスリートの支援を通して日本社会を活性化させたい!と夢を語る彼の姿には一切の気負いも感じられません。

それは、夢を追いかけるひたむきなアスリートたちへの尊敬と愛情が彼自身をごく自然に突き動かすのであり、それを素直に受け入れ行動している彼の清々しい生き方ゆえでありましょう。

純情なる熱意と純粋なる夢!を持った今矢賢一という男に小生も魅せられます。(中野)

ブルータグ株式会社 代表取締役社長 今矢賢一氏

ニューサウス・ウェールズ大学卒(スポーツ・レジャースタディーズ専攻) オーストラリアで高校、大学を卒業、現地で就職後転勤により1999年に日本へ帰国。2000年にネットベンチャー企業を立ち上げ、2002年バリューコマース株式会社と株式交換にて100%子会社される。その後、バリューコマース株式会社の中核事業であるアフィリエイトマーケティング事業の営業、事業開発部門を統括し、社長室シニアバイスバイスプレジデントとして、ヤフー株式会社との資本業務提携などに携わる。2006年7月のバリューコマース株式会社マザーズ上場を機に、社長室にて立ち上げたブルータグプロジェクトを株式会社化することを決意。 2007年1月にバリューコマース株式会社を退職し、同4月よりブルータグ株式会社代表取締役社長に就任。

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