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第8回 公益財団法人 セゾン文化財団理事長 堤清二氏:1/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

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社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

公益財団法人 セゾン文化財団理事長 堤清二氏 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

小さいことの強さを考える

●中野

セゾングループという大きな組織を率いてこられた堤理事長に対して、僕がずっと持ち続けているイメージは、「天才的な先読み人」です。というのも、30年以上前に堤さんが考えていらっしゃった百貨店やスーパーなどのアイデアは、今の時代でも十分通用するものだと思うのです。むしろ当時の小売業界の中では、あまりにも先進的、革新的で受け入れられなかったのではないでしょうか。それに加えて他の百貨店さんの抵抗などもあったでしょうから、その状況下で何を考えてどう行動したのかをお聞きしたいと考えています。

僕の会社は、もともと金融庁からの許認可(現在は届出)を得て監督を受けながら成り立っているので、金融庁が決めたルールに縛られてしまっています。来年からルールが変わりますと言われれば、それに従うしかないので、抵抗の余地がありません。

●堤理事長

でも、それって変じゃないですか?

●中野

確かに変なことだとは思います。理事長も小売業界の中でずっと闘ってこられましたが、それと同じことが、金融の世界では是正されずに未だに残っているといっても過言ではありません。

公益財団法人 セゾン文化財団理事長 堤清二氏

●堤理事長

そもそも、なぜ業界は「ちょっと待った」と言わないのでしょう?

●中野

監督官庁の言うことを聞く「いい子」でいるのが当たり前だと思っているからです。投資信託の場合、業界が大手主導の旧態依然なので、僕たちのような新しい会社が入ると仲間はずれにされて意見が通らないこともままあります。証券会社を通さないで販売していますから、それも異端児扱いされる理由の1つでしょう。まだ会社の規模が小さいので相手にされていませんが、大きくなってきたときには風当たりは強くなると思います。

●堤理事長

逆に、小さいものの強さを考えてもいいかもしれませんね。

●中野

確かに、小さいからこそできることはたくさんありますね。事実、これまでは小さいことの利点を活かしてきました。

●堤理事長

大きくしないことはとても重要ですね。本質的には小さいものがたくさんつながっているイメージです。ここで必要なのは発想の転換です。今はこれがとても大事な時代になってきています。

世界的に見てアメリカは自国の成長を維持するため、どこかの国でバブルを起こして、そこで資金を動かさないと自国経済そのものが動かないようになっています。止まってしまったら大変なことになりますから、ではどこでバブルを起こさせるのがいいのかというと、やはり日本だったわけです。経済も大きいですし、「No」と言わないですから、世界から見たら日本はターゲットになりやすかったのです。だから、この仕組み的な弱さをどう突破していくのかはこれからの日本にとってとても重要だと思います。

●中野

その中で、全く変わらない軸で存続し続ける会社は強さを発揮できるのではないでしょうか。バブルが来ても踊らされることなく、一直線に進んでいけますから価値が出てくると思います。

●堤理事長

どれだけ大衆の必要性に応えることができるか、あの会社がなければ困るんだと思ってもらえるかでしょうね。

●中野

これに関しては、金融大手はこういった価値の提供はしていませんから、僕の会社は価値があると思います。「長い時間をかけてお金を育てていきましょう」というメッセージを発信しているのはごくわずかの投信会社です。その中の1社がセゾン投信なので、希少価値はありますね。

堤理事長も、小売業界の中では最も先進的な方でしたから、そういう意味では希少価値があったのではないでしょうか?

●堤理事長

僕が何もわからないで小売流通業に飛び込んだとき、誰も発言する人はいませんでした。でも、僕が一流の百貨店にしたいと言ったら、みんな妙な表情になりましたね。僕は百貨店協会に入っていませんでしたから。

●中野

入れてもらえなかったのですか?

●堤理事長

自分の意志です。最初に百貨店協会に話に行ったとき、はじめの10分間は寄付の話をして、その後は小唄などの遊びだったのです。それを見て、これはダメだなと思いましたね。これから近代化して変わっていかなければならない業界であるにも関わらず、こんな遊びで無駄な時間を使うのは自分にはできないと思ったのです。

でも僕だけ会合に行かないので、逆に興味を持たれたのでしょうね。百貨店法を決めるための審議会から呼ばれたことが何度もあります。政府が小売商を守るために百貨店法を作るとなったときに、僕は賛成しました。自分に不利なことに賛成するのですから、他の百貨店さんはみんな驚いていましたけどね。

なぜ百貨店法に賛成をしたのかというと、百貨店が自分の行いを正さなければいけないと思ったからです。お金があるから大きなお店を作って何が悪いという考えは社会性を無視していますし、そういう仕組みを失くしてこそ、業界はよくなっていくのです。だから僕は百貨店法に賛成したのです。

それから何かあるたびに呼び出されましたね。政府の意見に真っ向から反対することもありました。たとえば、貸金業法ができたとき、みんなが賛成する中で銀行側は反対していたのですが、これに対して、確かに高利貸しはいけないけれど、それでも借りる人がいるということは、必要性があるということを主張しました。銀行が日常の小口の貸付を活発に行うことができるのであればいいのですが、コストが高くつくためなかなかできません。だったら、貸金業は必要です。貸金をしないのに、規制だけするのはおかしいと思って、僕は徹底的に意見しました。

正しいと思えば賛成をしますし、正しいと思わなければ、どんな案でも反対しました。

セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

●中野

そういう意味では金融業界は反対が許されない世界です。

●堤理事長

許されないはずがないのですよ。反対する資格を自分で失くしているだけです。

●中野

ふだん僕たちがお会いする監督官庁の担当官の中には、現状の金融業界の在り方に疑問を呈している方もけっこうおられ、大手への憤りがあってセゾン投信を作ったことを話すと、頑張ってほしいと言って下さいます。でも、この業界で生きていくには、監督官庁や業界団体と協調していかないと何もできなくなってしまいます。先ほどもお話ししたように、当局が決めたルールは絶対的なものです。

●堤理事長

でもね中野さん、行動しようと思えばできるのですよ。個人でその意思があれば行動することはできます。行動しようと「思えば」ですよ。できないというのは、「行動しよう」と思わないだけです。

●中野

やれることはあるけど、様々な規制に縛られやらないのであれば、やった方がいいということですね。だから、行動すべきだし、行動しなければならないのだと思います。そうすることで、金融の世界も変わってくるはずですから、だったら僕が行動していこうと思います。

公益財団法人 セゾン文化財団理事長 堤清二氏

1927年生。東京大学経済学部卒。衆議院議長を務めた父親の秘書を経て、1954年(株)西武百貨店入社。1963年、自ら設立した(株)西友ストアー[現(株)西友]の社長に、1966年には西武百貨店の社長に就任。クレジットカード、レストラン、保険等様々な分野での事業活動に取り組み、多彩な企業群セゾングループのトップとなる。1991年、セゾングループ代表を辞し、経営の第一線から引退。

現在は、1987年に設立した(財)セゾン文化財団(2010年7月に公益財団法人に移行)の理事長として活動。また、(財)セゾン現代美術館理事長も1986年より務める。

一方、辻井喬(つじい・たかし)のペンネームで詩人および作家としても活動中。2006年に第62回恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員、日本ペンクラブ理事、日本文藝家協会副理事長、日本中国文化交流協会会長。

投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。

その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は、銘柄ごとに設定された信託報酬等の諸経費がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記載されております。

ご購入に際しては、必ず投資信託説明書(交付目論見書)の内容を十分お読みいただき、お客さま自身にて判断いただきますようお願いいたします。

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