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第9回 株式会社BOOT BLACK JAPAN 代表取締役 長谷川裕也氏:2/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

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社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

株式会社BOOT BLACK JAPAN 代表取締役 長谷川裕也氏 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

靴磨きはファッションだ

●中野

靴磨きは、簡単にいえば靴を磨いてお金をいただくという単純明快なビジネスモデルですよね?でも一方で、「靴磨き」という業界はあるようでないような気がします。どうやったら靴磨き職人になれるのかもわかりませんし。特に長谷川さんの場合には、バーのようなお店で、カウンター越しに靴を磨くわけで、この全く新しいモデルはどうやって構築していったのでしょう。

株式会社BOOT BLACK JAPAN 代表取締役 長谷川裕也氏

●長谷川さん

最初は、モデルというような難しいことは考えてなかったです。ただ、マーケットがあまりないので開拓の余地はありすぎるほどあるし、競合がいないと思いました。僕がはじめた頃は、僕のような若い人間が靴磨きをするということ自体すごく珍しいことだったのですからね。

●中野

若い職人がいないこともそうですが、そもそも職人に靴を磨いてもらうことが一般化されてなかったわけですね。でも、今はお金を払って靴を磨いてもらうことが普通になってきたということでしょうか?

●長谷川さん

当時から一部の方は路上で磨いてもらっていましたが、多くの人にとってはしっくりこないことだったのではないかと思います。今は、ずいぶんとお金を払って磨いてもらうことが浸透してきたと思います。

●中野

以前、テレビを見ながらでも磨けばいいんですよって言われたことがあるのですが、本当ですか?

●長谷川さん

質のいい革を使っていれば、乾いた布でふくだけでもきれいになります。でも、革は「イキモノ」なので、やっぱりメンテナンスは必要です。月に1回くらい栄養クリームを入れたほうがいいですね。

ヨーロッパの方だと靴磨きの文化があるので、買った靴屋さんに持っていけば磨いてくれたり、オフィスに靴磨き屋さんが来てくれたりします。日本の場合には、そういう文化はほとんどありません。

●中野

オフィスに来るのは便利ですね。毎週決まった日にメンテナンスができるわけですから、靴にとってもいいことだと思います。そうやって知らないうちに靴磨きの文化ができてくれば、靴磨き職人としても嬉しいのではないでしょうか。

先ほど、20歳から路上で靴磨きをされていたとおっしゃいましたが、このお店はスタートからどのくらいになるのですか?

●長谷川さん

お店は6月でちょうど3年になります。ですから、今年で4年目に入りますね。

●中野

職人歴は?

●長谷川さん

靴磨きをはじめて8年目になります。20歳から24歳までは路上で靴を磨いたり、イベントに参加していました。百貨店さんやブランドさんとのコラボレーションをして、イベントやパーティをするときに、お客様の目の前で磨いたりしていました。それで好評だったこともあって、お店の形にしたこともあります。

●中野

路上はどこで?

●長谷川さん

最初の1年間は東京駅の丸の内でしたが、売上が上がらないので、品川に移りました。それから24歳までは品川で靴磨きです。ただ、22歳までは洋服屋さんで働いていたので、休日のときだけ靴磨きをしていました。

●中野

先ほどイベントに呼ばれるとおっしゃっていましたが、それは長谷川さんが有名だったということですよね?路上の靴磨きの青年がどうして有名になったのですか?

株式会社BOOT BLACK JAPAN 代表取締役 長谷川裕也氏

●長谷川さん

22歳のときに「靴磨き.com」というサイトを立ち上げて、靴磨きの仕方を書いたり、オーダーを受けたりしていました。その中でブログを書いていたら、見てくれている方がけっこう多くて、イベントなどの話をいただくようになったのです。百貨店さんでイベントをしたら、口コミなどでも広がりましたね。

もう1つは、22歳のときに洋服屋さんを辞めて靴磨き1本でやっていこうと思ったときに、ある雑誌が僕の特集を組んでくれたのです。この影響は大きかったですね。

●中野

路上のときのお客さんは、どのくらいの年齢の方が多かったのですか?

●長谷川さん

30歳後半から60歳半ばくらいです。一番多いのは40代50代でした。

●中野

女性客はどうでした?

●長谷川さん

当時は全くいませんでした。足を出すので抵抗ありますからね。今のお店にはけっこういらっしゃいます。最近クロエさんやトッズさんと一緒に仕事をする機会もあるので、その影響もあるでしょう。

僕は靴磨きを、靴をきれいにするだけのことだとは捉えてなくて、ファッションの一部だと考えていますし、カルチャーにしたいと思うのです。男のたしなみというか。以前は、お店を本当のバーにしたこともありますし、このお店を通じてジェントルマンになるとか、かっこいい人になるための場にしたいと考えています。

●中野

「靴磨き」という言葉は違和感なく使っているのですか?横文字にするとか新しい言葉を考えようということはないですか?

●長谷川さん

「ブリフトアッシュ」がお店の名前ですが、「ブリフト」は「Brighten foot wear」つまり、靴磨きという意味です。ブリフトという言葉を浸透させようとはずっと思っているのですが、根本は路上からですし、初心を忘れたくないので「靴磨き」という言葉にはこだわっていますね。

●中野

でも「靴磨き」というべたな言葉は、逆に新鮮だと思いますね。確かに横文字もかっこいいですけど、長谷川さんのような若い青年が「靴磨き職人なんだ」と胸を張って言うのがかっこいいですよ。古いものを新しくさせるというイメージもありますね。今でこそ靴磨きはファッショナブルな感じもしますけど、昔は偏見があったとおっしゃいましたよね。そもそも、何が原因なのですか?

●長谷川さん

戦後に子どもたちがすぐにお金を得られる手段として、靴磨きがあったからかもしれません。そういう悲しい背景があるので、あまりいいイメージがないのでしょう。それに、誰でもできる商売でもあるので、地位はそれほど高くないと思います。

●中野

靴磨きをはじめたとき、長谷川さん自身には、そういう意識はなかったのですか?

●長谷川さん

靴磨きの歴史も知らないままはじめたので、靴磨きの価値とか職人の地位に関しては、特に意識はしてなかったです。すぐにお金になるという点が、当時の僕が一番に考えたことでした。でも、靴磨きについて周りがどう見ているのかや、世の中であまり地位が高くない仕事であることがわかってきたとき、これを変えなければならないと思ったのです。それが、この仕事をやろうと思った一番最初のモチベーションであり、今も変わらない目標です。

株式会社BOOT BLACK JAPAN代表取締役 長谷川裕也氏

2004年春、20歳の時に無一文状態になり、日銭稼ぎの為に東京駅の路上で靴磨きを始める。その後、品川駅港南口に活動拠点を変え、2009年南青山にBrift H(ブリフトアッシュ)を開店。日本中の靴好きが集まる人気店へ。他には類を見ない新技術や新しい靴磨きのスタイルを作り続けている。

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