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第10回  株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長CEO 藤田晋氏:3/4|社長対談|投資信託・積立投資ならセゾン投信

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社長対談~21世紀の世界を見据えて~"今"を変える力

株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長CEO 藤田晋氏 × セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

企業文化を大切にする

●中野

サイバーエージェントのビジョンが「21世紀を代表する会社を創る」である以上、これからの時間軸もけっこう長いのではないかと思います。藤田社長自身も、時間軸に焦りがあまり見えませんね?

●藤田社長

時間軸に振り回された経験があるからでしょう。ネットバブルが崩壊し、株価が暴落したときは、3ヶ月ごとに訪れる決算でなんとか良い決算を発表しなければと焦ったこともあります。慌てふためいて周りの環境や色んな人の言うことに影響されて迷い、誤った判断をした経験があるのです。しかし、会社を成長させるためには人材を育成し、カルチャーを大事にし、事業を育てることが重要と気づいたため、今は周囲の声は全く気にならなくなりました。

●中野

具体的な時間軸はどう設定していますか?

株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長CEO 藤田晋氏

●藤田社長

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンに終わりはないので、いつまでにという時期を明言はしていません。ただ常に3年~5年の事業計画を立てています。2004年に売上高で300億円規模、2008年に1000億円規模という目標を経て、それぞれ近いところまで伸ばしてきました。今は、2013年に営業利益で300億円を目標にしています。この目標を立てた2008年には達成できるのだろうかというほどの根拠のない数字でしたが、今は実現不可能ではないと思っています。目標を設定するときには、後になって「よくここまで伸びたね」と思えるだろうなという水準にターゲットをおいています。

●中野

「信じられない」とか「根拠がない」というのは、周りが感じていることですか?藤田社長も本音ではそう思っているのですか?

●藤田社長

ネット業界の3年後、5年後を見通すのは不可能だと思います。もちろん大雑把には見通しを立てることはできますが、これは僕達の現場観でしょうね。2004年のときの300億円も、到底想像もできないけど頑張ればここまでできるかもしれない、というラインで設定しましたし、2013年の目標も同じです。この目標は決して夢物語ではないのです。

あとは、みんながやる気になるかどうかです。中途半端な数字ではみんなが1つにならないですし、やる気も起きないでしょう。

●中野

会社を経営していて、目標設定にはすごく悩みます。僕の会社はストックモデルなので、将来の予測がが「こんな感じかな」とある程度見えてしまいます。でも、もっと成長カーブを上げていかなければならない一方で、じゃどのくらい上げればいいのかが問題です。すごく難しいと思いますね。

●藤田社長

目標を大胆に設定すれば社員の視点も上がりますね。ただ、投資信託の世界とネット業界は違っていて、ネットの場合には、スマートフォンのように新しいデバイスが出てきたり、ソーシャルメディアが出てきたり、と新しいものや変化が次々と起きています。そのような変化も想定していますし、自分達が今までにない新しいものを生み出さなければいけないと考えることができるようになります。

●中野

常に何かを探して、つかみに行くわけですね?

●藤田社長

目標に対して足りない部分を何かで埋めなければならないという意識を、みんなが持っていますね。

●中野

その「何か探し」がすごく難しいですよね?

●藤田社長

僕達の会社では、それが完全にシステム化されました。新しいビジネスのタネを逃さないようにするための組織的なシステムをつくったと思っています。社内での新規事業を発掘する新規事業プランコンテストや役員が合宿形式で新規事業を考える「あした会議」、ブレストランチの機能が社内で活性化しています。だから、コンテストで優勝して事業責任者になりたいと多くの社員がチャレンジしますし、ネット上や海外を見れば、常に何らかの新しいサービスのタネが転がっているので、それを一生懸命見つけてこようとするのです。

●中野

みんながアンテナを立てている感じですね?

●藤田社長

たとえば、幹部クラスが合宿に行って新規事業を考える「あした会議」。これは役員7人が数名の社員とチームになって、トーナメント形式で新規事業を考えます。私が審査員なのですが、多くの部下の手前、ここで優勝したいし、逆に最下位になるのは絶対に避けたいことです。部署の社員がみんな応援しているので、最下位になったときの切なさ虚しさを考えると、なんとか勝とうと思って目を皿のようにして何かないかとタネを探します。知恵を絞り切れば必ず何か出てきますから、みんな必死です。

新しい事業のタネは逃さないし、それをスタートするための仕組みもできています。事業を5つのランクに分け、利益額によってサッカーのJリーグのように昇格したり降格したりする制度であるCAJJ制度があり、事業拡大を図るとともに撤退の基準を明確にしています。

http://www.cyberagent.co.jp/ir/term/ca/ca_0006.html

●中野

事業プランコンテストやあした会議などは、藤田社長が思いついて始めたことなのでしょうか?

●藤田社長

事業プランコンテストは多くの会社で取り入れていることですが、社員に応募してもらえるような工夫を凝らしていますね。今は年間のべ500案の応募があります。ここで応募されたプランを審査しているときに、逆に審査している幹部クラスがプランを出すべきだという意見が出ました。経験豊富な上層部がプランを出したら、もっと良い事業を生み出せるのではないか、という発想ですね。また、トーナメント形式にすることで、プレッシャーをうまくかけるようにしました。

●中野

環境を変える、追い込むということも大切なのですね。

●藤田社長

ここで出てきたアイデアから、たくさんの子会社ができています。ビジネスチャンスを逃さないために仕組化してきました。

セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓

●中野

藤田社長は基本的にM&Aで会社を大きくしないで、ゼロからつくり上げると聞いたことがありますが、その理由は何ですか?

●藤田社長

企業文化を大事にしているからです。こういう考えの会社は買収がすごく苦手だと思いますね。大きな会社を買収してしまうと、企業文化を統一するのは難しいし、下手をするとそれまで築いてきた文化も壊れてしまう。もちろん、買収して大きくなっていく方法もあり、当社のように企業文化を大切にしながら会社を育てる方法もあるので、どちらが正しくてどちらが間違っているということはありません。大型買収で幹部クラスをヘッドハンティングするのは、それはそれで筋が通っていることですからね。ただ、サイバーエージェントは、新卒採用を中心に、カルチャーフィットする学生を採用し、中長期に人材を育成し、社員を活性化することを大切にしているのに、幹部を外から連れてきたり会社を買収していくのは、一貫性が取れないと思うのです。

●中野

そこに時間的なハンディキャップがあっても、ここで育ててつくり上げるということですか?

●藤田社長

時間的なハンディキャップは昔から感じていて、歯ぎしりをする思いです。自分たちでつくり上げて、それを伸ばしていくのはすごく時間がかかりますが、買収をしても必ずしもうまく行くわけではないですしね。

●中野

社内組織をつくるときに重要視していることは何ですか?

●藤田社長

大事にしているのは「採用・育成・活性化」です。いい人材を採用して育成し、社員がイキイキと働けるように社内全体を活性化していけば、どのような事業であってもうまくいくと思います。それに、終身雇用がベースにあるので、ずっと働いてもらうことを考えています。ネット業界の場合、まだまだ成長段階の産業で、市場に熟練の人材は少ない状況です。そのため、自分たちで採用して育てたにもかかわらず、辞められてしまうとそれは大きなダメージです。産業が成熟化に向かうと、経験をつんだ社員がいることが武器になります。だから、長く働くことを奨励していますし、そのためにどうすればいいのかを常に考えています。

株式会社サイバーエージェント 代表取締役社長CEO 藤田 晋氏

eビジネス推進連合会 幹事

サイバーエージェントを1998年に創業し、2000年には史上最年少社長(当時)として東証マザーズに上場。現在、サイバーエージェントは「Ameba」をはじめ、PCやモバイルなどにおけるインターネットサービスを運営・提供しています。インターネットメディア事業及びインターネット広告代理事業、Ameba関連事業、投資育成事業を軸に事業展開をするインターネット総合サービス企業として、1998年の創業から一貫して、インターネット産業において高い成長を遂げる会社づくりを目指し、「21世紀を代表する会社を創る」を会社のビジョンとしています。

現在は、代表取締役社長CEOであると同時に、「Ameba」の総合プロデューサーおよび技術担当取締役としてサービスの拡充・拡大に注力。

ブログ「渋谷ではたらく社長のアメブロ」 http://ameblo.jp/shibuya/

著書

「憂鬱じゃなければ、仕事じゃない」講談社

「藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー」日経BP社

「起業ってこうなんだ!どっとこむ」(米倉誠一郎共著) NTT出版

「渋谷ではたらく社長の告白」 アメーバブックス

「ジャパニーズドリーム」 アメーバブックス

投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。

その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は、銘柄ごとに設定された信託報酬等の諸経費がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記載されております。

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