SMAらいふ ~お客さま体験談~

第6回(2021年12月24日) 資産形成において信じられる人の存在は大きい。その人に出会うために必要なのは「先に」お金・時間・労力を投資すること

行動して損したことって何ですか?

増田

若い世代は時間もたっぷりあるので、できるだけ早く資産運用を始めてほしいと思っています。でも、失敗が怖くてなかなか踏み切れない人もたくさんいますよね。

野崎さん

失敗は誰でも怖いですし、実際失敗したらへこみます。だから失敗を恐れて行動できないわけですが、行動するといろいろなことを経験できます。例えば知らない土地に行けば、その土地の文化がわかったり、美味しいものを食べたりできます。経験をする中では、損することはほとんどないと僕は思うんですよね。逆に「行動して損したことって何ですか?」と聞きたいくらいです。

増田

若い人は経験が少ないこともあって、「損することがない」となかなか実感が持てないのかもしれませんね。

野崎さん

それは僕も同じでしたよ。若い時はいろいろ考えて悩んで、気持ちがぐらついてしまうこともありました。でも若いからこそ立ち直れます。だって、時間もパワーもあるんですから。 実は僕、若い頃はバックパッカーだったんです。2年ほど海外を旅していて、日本の文化との違いにびっくりすることもたくさんありました。でも、あの時の経験したことは、40歳を超えた今でもいきているものです。だから、チャレンジは無駄にならないんです。小さいことにビビらないで、なんでもやってみればいい。つみたて投資も同じです。長期で続ければすごく大きな果実になって戻ってくる可能性が高いとわかっているなら、やってみればいいんです。

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つみたてNISAだけではもったいない

増田

野崎さんは、つみたてNISAやiDeCo、一般口座でのつみたて投資もされています。つみたてNISAをしているお客さまの中には、月に3万3000円を投資するにとどまっている方もいらっしゃいます。(つみたてNISAの非課税投資枠は年間で40万円。12ヶ月で割ると、セゾン投信の場合1ヶ月3万3000円)もちろん、運用していくお金に関しては人それぞれ考え方も違いますが、もしかしたら課税口座を使ってもう少しつみたて投資ができるのではないか?と思ってしまうこともあります。ただ、非課税の制度を活用していると、課税口座で税金を課せられることに抵抗を感じてしまうのが正直なところだと思います。課税口座を使っていくことを、どう考えたら良いのでしょう?

野崎さん

僕の場合、そもそもNISAができる前からつみたて投資をしているので、税金がかかるのは当然という感覚はあります。つみたてNISAは、一般口座の上に乗っている「おまけ」のような感じなので抵抗はないんですよね。でもつみたてNISAから始めた方の場合、どうしても「非課税」という部分にフォーカスしてしまうので、いざ税金を課せられると思うと、やっぱり嫌だなと思うのはわかります。

増田

その抵抗をどうやれば払拭できそうですか?

野崎さん

投資をしないということは、そのお金はおそらく預貯金に回っているのでしょう。でも預貯金では増えませんよ。ということです。税金を納付しても預貯金よりも良いパフォーマンスを出す方法があるならば、それを活用しない手はないと僕は思ってしまいます。それに税金は増えた分(譲渡益)の20.315%(2021年12月時点)です。つまり利益の約80%は残っているのだから、利益に対してはマイナスにはなりません。

投資したお金は「世の中を良くするためのお金」と考えたい

増田

今はつみたて投資で資産を増やしている段階ですが、いずれ使うことになると思います。タイミングはお考えですか?

野崎さん

今の時点では全く考えていないです。中野さんと出会った時、世界経済の中にお金を投入して世の中を良くすると話されていて、それに共感したことはすでにお話ししましたよね。その共感が、今でもずっと続いています。

増田

お金は「使うために増やしている」という考えもありますよね?

野崎さん

もちろん、資産形成は将来的にお金を使っていくことが目的には違いありません。老後のためだったり、子供の進学のためなど、みなさんいろいろな目的を持たれていると思います。ただあくまで僕の考えで言うならば、45歳くらいになると、自分さえ良ければ……という考えがなくなってくるんです。子供世代や世の中がもっと良くなることを願ってしまうと言いますか。そこにお金を乗せることができるならば、できる限り長く乗せていたいです。自分のお金ですけれど、なんだか自分のお金ではない。そんな感覚ですね。こんなことを考える投資家がいても、それはそれでいいのかもしれませんよ。

(文:川崎さちえ)

めんどくさがり屋さんでもできちゃうのが「つみたて投資」のいいところ

(撮影:村越将浩)

〜インタビューの後に〜

これだけセゾン投信を信じてくださっているので、背筋が伸びる思いですね。野崎さんは、つみたてNISAと一般口座を別に考えていらっしゃらないと言いますが、セゾン投信をまるまる1つとして捉えてくださっているのかなと感じました。きっと長く続けているとそのような感覚になるのかもしれませんね。続けることが苦ではないし、その先の楽しみを経験されている野崎さんのお話を聞いて改めて感じました。継続は力なりですね! 野崎さん、ありがとうございました!

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