セゾン投信KPIと実績報告

セゾン投信KPI

セゾン投信はフィデューシャリー宣言を業界に先駆けて公表し、それを当社ビジネスモデルの表現、かつ当社役職員全員の行動規範として定義し、その実践に注力しております。
今回はその具体的成果指標であるKPIも踏まえ、2020年度(2020年4月~2021年3月)の取り組み状況をご報告させていただきます。
当社は、生活者の資産形成、ひいては経済的自立の実現のためには「長期・積立・国際分散」の投資行動が不可欠と考え、「相場に左右されることなく、定期的に積立で購入することが重要である」と繰り返し訴えてきました。余計なお世話だと思われるかもしれませんが、結果としてこの「おせっかい」がお客さまの運用成果を高めると信じているからです。

「顧客本位の業務運営」の実践サイクル

「顧客本位の業務運営」の実践サイクル

上の図は「顧客本位の業務運営」の実践として、当社のあるべき姿を表しております。

具体的には、長期資産形成に特化した運用の実践及び投資家への献身的なサポートを通じて、インベスターリターン(お客さまの実際の収益率)を高めていくこと、結果として口コミが広がり、お客さまが増えることで、運用資産拡大による効率的な運用とコスト低減の追求ができる、そしてさらによりよい実践につながっていく――、このようなサイクルを回し続け、お客さまの資産形成をサポートしていきたいと考えているのです。

KPI実績報告(最新版抜粋)

当社のあるべき姿に対して、どのように実践できたのか?代表的な当社KPI6項目をもとに現状をご報告いたします。

長期資産形成に特化した運用の実践

平均保有期間

平均保有期間

資産形成で大切な「長期投資」

当社ファンドの平均保有期間は、当社目標値である20年には及ばなかったものの、業界平均と比べ約3倍の期間となっています。

平均保有期間9.9年とは、言い換えれば、純資産残高の約10.1%が1年間で解約されたことを示します。

じっくり長期で投資を継続していただけるよう、お客さまに寄り添った啓発活動により一層力をいれてまいります。

販売額に占める「定期積立プラン経由販売額」の割合

販売額に占める「定期積立プラン経由販売額」の割合

資産形成で大切な「積立投資」

販売額に占める「定期積立プラン経由販売額」の割合は、昨年比▲4ポイントの77%となり、当社目標値(80%)を3ポイント下回り達成することが出来ませんでした。

つみたてNISAを、当社投資哲学が「カタチ」になった制度と考え推進するとともに、相場下落時も動揺せず平均取得単価を下げる好機会と捉えて積立投資を継続することを引き続き訴えてまいりたいと考えています。

「セゾン資産形成の達人ファンド」の対参考指数累計超過収益率(年率・複利)

「セゾン資産形成の達人ファンド」の対参考指数累計超過収益率(年率・複利)

資産運用で大切な「長期的な視点」

セゾン資産形成の達人ファンドの参考指数における累計超過収益率が+1.1%となりました。

投資対象の本質的価値を重視して投資を行うことが長期的な資産形成に資するとの認識のもと、投資先ファンドを通じて安全性や長期的な収益力を基準とした銘柄選別を行った結果、参考指数を上回る結果となりました。

長期資産形成の啓発を目的とした投資家への献身的なサポート

重要情報シートの公開

顧客本位の実践を事業モデルの支柱に据えており、業界スタンダードの実施に先んじて、当社独自の「重要情報シート」を作成し公表いたしました。

金融事業者編 ダウンロード
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド ダウンロード
セゾン資産形成の達人ファンド ダウンロード

インベスターリターンの向上

インベスターリターン(※1)と基準価額騰落率の差

インベスターリターン(※1)と基準価額騰落率の差

コツコツ投資の成果

「基準価額騰落率」は投資家が一定期間そのファンドを保有し続けたと仮定した場合の収益率です。しかし投資家が実際に得た収益は売買のタイミングによって異なります。

一方「インベスターリターン」は実際の投資行動の結果、投資家が得た平均的な収益率です。

ファンドを購入するにあたり「高値掴み」「安値売り」をした人が多ければ、インベスターリターンは低下します。反対に安値の時もコツコツと投資を継続した人が多ければインベスターリターンは向上します。

セゾン資産形成の達人ファンドは、基準価額が大きく下落したことを受けて2020年3月末時点のインベスターリターンが基準価額騰落率を下回りましたが、基準価額の低迷時にも多くの受益者の皆さまに投資を継続していただき、その後基準価額が上昇した結果、再びインベスターリターンが基準価額騰落率を大きく上回りました。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドも同じくインベスターリターンが基準価額騰落率を大きく上回る結果となりました。

口コミの広がり

長期・積立投資の観点で、セゾン投信をおすすめしたいと思うお客さまの割合

長期・積立投資の観点で、セゾン投信をおすすめしたいと思うお客さまの割合

エンゲージメント(愛着心)の広がり

アンケート回答者の81.4%以上が「とてもすすめたい〜どちらかというとすすめたい」という結果となりました。

また、「口座開設動機のうち「家族・知人からの紹介」の割合」が40.7%を占める結果となりました。

当社の持続的な成長は、お客さまが親しい知人の方などに勧めたくなる商品・サービスあってのことです。引き続きお客さま満足度の向上に努めていきたいと考えております。

総括

セゾン投信は2015年8月にいち早くフィデューシャリー宣言を公表し、更には2017年にその具体的行動指針としてKPIも業界に先駆け設定いたしました。

「顧客本位の業務運営に関する原則」が金融庁から公表されて5年超が経過。ここに至り大半の金融事業者が当原則を採択し、取組方針を公表していますが、概して表層的な理解と形式的な横並びの公表内容にとどまっております。残念ながら本来の政策主旨に叶わぬ状況に陥っていることに鑑みて、今般金融審議会市場ワーキング・グループの提言に則って、「顧客本位の業務運営に関する原則」が改訂されました。

今回の改訂によって、金融事業者は改めて当該原則を採択し直して、取組方針もより具体的に示すと共に、その実践状況を詳細に明示化することが求められるようになりました。金融事業者毎の取り組みへの本気度と巧拙の違いが一層「見える化」されるものと期待されます。そもそも顧客本位への取り組みを「見える化」する先で評価するのは顧客であり、セゾン投信は従前より「フィデューシャリー宣言」を、当社からお客さま及び社会に対する「顧客本位の業務運営」の行動コミットメントと定義し、常に当社役職員全員の行動規範と位置付けています。そうした企業理念に立脚して明示化した独自KPIは、目標実現へ向けた真摯なる持続的アプローチこそが、当社の事業成長の源泉であると自認していますが、更なる高みを目指す無限の発展途上に在ることをご承知いただいた上で、2020年度の取り組み状況をご報告申し上げます。

セゾン投信は「顧客本位の業務運営」の高度化への追求に、金融業界における競争上の優位性を見出しており、真の顧客本位への飽くなき探求に根差した、我が国の資産運用業界におけるベストプラクティスを体現する組織を目指して、「お客さま全部主義」の経営理念をメンバー全員で徹底推進してまいります。今般の報告からセゾン投信の個性と価値をご理解いただきますと共に、引き続き「セゾン号」での長期投資の旅を末永く御一緒くださいますよう、合わせて宜しくお願い申し上げます。

2021年6月28日
セゾン投信株式会社
代表取締役会長CEO 中野晴啓
フィデューシャリー委員会

セゾン投信KPI実績報告

フィデューシャリー宣言への取り組み状況、KPIの実績をご報告しています。

公開日 報告書
2021年06月28日 【第4回】 ダウンロード
2020年06月30日 【第3回】 ダウンロード
2019年06月28日 【第2回】 ダウンロード
2018年06月22日 【第1回】 ダウンロード