2025年11月号 Vol.224
目次
今月のひとこと

おかげさまで1兆円到達!
先月10月6日にセゾン投信の運用資産総額が1兆円に到達しました。あらためて、お客さま、パートナー金融機関、取引先、関係者、株主の皆さまに感謝を申し上げるとともに、運用やサービスの質向上を今後もしっかりと図ってまいりたいと考えております。
NISA制度の理解と活用状況
さて、2024年に改正されたNISA制度については、時間の経過とともに制度の内容に関する理解が浸透しつつあります。しかしながら、活用方法に関してはまだ十分に理解が進んでいるとは言えないのが現状です。例えば「成長投資枠は使い切ったけれど、つみたて投資枠は使い切れない」といった声を耳にすることがあります。実際のところ、つみたて投資枠対象商品全体への資金流出入額は毎月変動しています。これは何らかの理由でつみたて投資を中止するまたは減額する人々がいるということを表しています。単純につみたて投資枠対象商品内で選択する商品を変更しただけであれば、全体への資金流入額は減少しないはずです。
2024年以降で振り返ると、2024年8月および2025年1~4月は株式市場の状況が芳しくありませんでした。多少の時間差はあるものの、市場の変化は人々の投資判断にも影響を与えます。市場環境の変化が主な要因のように見えますが、真の原因はそこではありません。
つみたて投資を中止または減額した主な要因として、以下の3点が考えられます。
- 商品選択の意思決定プロセス
自分にとって必要な商品やサービスに気が付かないまま、人気や流行りの商品を選択してしまった。 - 投資継続に関する意思決定プロセス
市場環境が芳しくない時期にどのような行動を取るべきかについて、アドバイザーなど専門家のサポートを受ける必要性を認識していなかった。 - 商品や投資継続に関する理解不足
商品の運用方針やつみたて投資の効果について、十分に学ばなかった。
つみたて投資枠を効果的に活用するためには、制度の理解だけでなく、ご自身の投資目的に合った商品選び、そして市場環境に左右されない継続的な投資姿勢が重要です。NISAを最大限に活用するためには、必要に応じて専門家の助言を受けることも念頭において、長期的な視点がぶれないように継続していきましょう。
つみたて総研、始動!
セゾン投信では9月にホームページをリニューアルし、わかりやすい情報提供に努めています。さらに10月からは、「セゾンお金のこと相談室」についても利便性を向上させました。加えて、つみたて投資に特化した情報サイト「つみたて総研」をスタートしました。これからつみたて投資を始める方だけでなく、既につみたて投資を行っている方にも、つみたての効果を理解して相場環境に惑わされずに継続していただけるよう動画やコラムを拡充させていきます。セゾン投信は皆さまの資産形成をサポートできる体制を今後も強化していきますのでご期待ください。
最後にお知らせです。11月12日(水)19時よりセゾン共創日本ファンドのオンラインセミナーを行います。私がオンラインセミナーでお話させていただくのは久しぶりなので、楽しみでもあり少し緊張もしています。ぜひ、多くの方にご視聴いただけると嬉しいです。
お祝いをありがとうございます
多くの方から運用資産総額1兆円到達をお祝いいただき、ありがとうございました。当社のエントランスが彩られ、通るたびに嬉しく思います。これからもより一層精進してまいります。

運用資産総額1兆円到達に際し、関係各所からお祝いのお花をいただきました!
特集

知ってる?「2021年開設の一般NISAどうする?」
旧制度のNISAのうち、一般NISAの非課税期間は5年間のため、2021年開設分の一般NISAは2025年末で非課税期間が終了となります。では、対象となる一般NISAはどうすれば良いのでしょうか。
売却しなくても大丈夫!
非課税期間終了となっても売却する必要はありません。そのまま課税口座(特定・一般口座)へ移管されます。
2021年からの5年間、株式市場は上昇基調にあったため、多くのお客さまの評価額はプラスの収益になっていると思います。課税口座に移管されるに当たってお知らせしたいことをまとめています。
ポイントは2つ
1
一般NISAでの収益分は移管しても課税されません
一般NISAで購入していた元本120万円の評価額が200万円になっていたとします。課税口座に移管した際には200万円が取得価額(元本)とみなされるため、収益分の80万円には課税されません。
移管後の運用で獲得した収益には課税されますが、焦って売却しなくても、非課税期間の収益は非課税でそのまま移管(確保)されるということです。

2
手続き不要!
非課税期間終了後の一般NISAの残高は自動的に課税口座へ移管されます。移管時は12月最終営業日の基準価額(2025年は12月30日)が適用されます。そのまま育てて、一層の成長を目指しましょう!
他の方法も知りたい
オンラインセミナーと動画で確認
NISAで続けたい!やっぱり売却したい、など一般NISAの非課税期間終了に伴うアレコレを動画とセミナーでご説明しています。
オンラインセミナー:非課税期間終了に備える!旧NISAの出口戦略とは?

迷ったら「誰でもサポートコース」で相談
「セゾンお金のこと相談室」の「誰でもサポートコース」なら対面(当社オフィスまたはオンライン)でご相談いただけます。自分の場合はどうしたらいいかお悩みの方は11月中にご相談ください。もちろん、どなたでも無料で相談できます。
これからNISAをはじめる方へ
ホームページで確認
NISAに関する手続きや口座につきましては、ホームページからご確認いただけます。
投資クイズ100本ノック

2025年10月、おかげさまでセゾン投信が運用する3つのファンドの運用資産総額が1兆円に到達しました。今回は記念クイズを出題します!
Q. セゾン投信が運用する3ファンドのうち、純資産総額がもっとも大きいのはどれでしょう(難易度:★)
- セゾン・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- セゾン共創日本ファンド
A. 1
2025年10月31日時点の各ファンドの純資産総額は、以下のとおりです。
| セゾン・グローバルバランスファンド | 6,120.5億円 |
|---|---|
| セゾン資産形成の達人ファンド | 4,263.9億円 |
| セゾン共創日本ファンド | 60.3億円 |
セゾン・グローバルバランスファンド、セゾン資産形成の達人ファンドは2007年3月に、セゾン共創日本ファンドは2022年2月に設定されました。
〈セゾン共創日本ファンド〉銘柄のご紹介

デンカ(銘柄コード 4061)
デンカ株式会社は、無機化学と有機化学の両分野を手がける日本の総合化学メーカーです。1915年の創業当初から石灰窒素やカーバイドなどの無機化学製品を中心に事業を展開し、農業やインフラ分野に貢献してきました。
特筆すべきは、自社で水力発電所を建設し、安定した電力供給を実現したことです。これにより電気化学工業の礎が築かれ、アセチレン化学を起点とする有機化学分野への進出が可能となりました。その後、合成樹脂やゴム、医薬品など多様な製品を開発し、時代のニーズに応じて事業を柔軟に拡張。現在では、電子材料やライフサイエンス分野にも展開し、環境・健康・情報通信などの幅広い分野で事業を展開しています。
特に、世界シェアトップを誇る「球状アルミナ」はEVやHEV向けリチウムイオン電池や半導体などの放熱材料として、「アセチレンブラック」はリチウムイオン電池向け導電助剤や、高圧ケーブルの高電圧対応用として活用され、いずれも急成長する分野で高い信頼性と性能を発揮しています。
さらに、次世代通信向けの低誘電材料「スネクトン」など先端素材の開発も積極的に進めており、無機と有機の融合による高機能材料の創出を通じて、ますますの成長が期待されます。
広報Picks!

年代別NISA活用法
2024年からNISAの非課税期間が無期限になり、最大投資枠は1,800万円になりました。
最短5年で枠を全部使いきって後はじっくり育てたい方から、コツコツと時間をかけて投資したい方、いろいろな考え方があると思います。今回は60代の方に向けた活用方法をご提案いたします!
60代の方へ
老後の資産形成は60代からではもう遅いと思っていらっしゃる方も多いかもしれません。しかし、65歳あるいは70歳まで働くことが一般的になっている昨今、60代は資産形成のラストスパートをかけられる時期です。
60代編を確認!
URL:https://www.saison-am.co.jp/service/learn/column/nisa251020.html
年代別NISA活用法は順次対象年代を拡大してお届けいたします。

セキュリティを強化
パスキー認証(指紋認証や顔認証、PINコード、パターン認証を使って、本人確認を行いログインする方法)を導入しました。
「セゾンとつづく」をスマートフォンなどでご利用の方はセキュリティとともに利便性が向上します。