2025年12月号 Vol.225
目次
今月のひとこと

「保険+投資」に分離する
人生における3大資金として挙げられるのが「住宅資金」「老後資金」「教育資金」です。
教育資金の備えとして、昔から学資保険を契約される方が多くいらっしゃいます。しかし、学資保険の役割を理解したうえで、死亡保障と資産形成は切り離したほうが良いと考えます。2025年10月分として総務省から公表されている消費者物価指数は前年同月比3.0%の上昇です。一方、世の中では金利がある世界と言われるようになったとはいえ、学資保険を販売している各社の予定利率および満期保険金の返戻率を確認しても物価上昇率には届いていないのが現状です。それならば死亡保障は定期保険や収入保障保険など、保険料負担が相対的に低い掛け捨て型商品を選択し、資産形成は投資信託を活用すれば必要なニーズは満たされると考えます。
私の実践例:収入保障保険と積立投資
私自身、学資保険を契約したことはありません。死亡保障については必要金額から遺族年金を差し引いた不足分に見合った収入保障保険を契約していますし、こども名義で投資信託を毎月積み立てています。高校入学時であれば15年間、大学入学時であれば18年間、しっかりと長期積立投資を継続すればそれなりに資産の成長が期待できますし、少なくとも現時点では想定通りに推移しています。もちろん途中で値動きの上下はありますし、使うタイミングで相場環境が芳しくない可能性もあります。学費として資金を一度に使い切ってしまうわけではないでしょう。もちろん入学時にはまとまったお金が必要ですが、毎年の授業料などは複数年にわたって分割での支払いとなります。それなら、資金が必要な期間に限定して定期換金サービスを利用することもできます。定期換金サービスは必ずしも老後の資産取り崩し期にのみ利用する機能ではありません。学費の支払い、育児休業中の収入補填などさまざまな用途に活用できます。一定期間継続してお金が必要なときは都度利用すれば良いのです。
教育資金準備のおすすめモデル
こどもの学費準備と支払いには、「積立投資+定期換金サービス」の組み合わせが1つのモデルとして挙げられます。セゾン投信の直接販売チャネルでは、お子さま名義の口座を開設し、積立投資をされている方が比較的多くいらっしゃいます。さらに利便性を高めるため、オンラインでこども口座を開設することができるようになりました。世の中ではゴールベースアプローチや目的別口座などが存在しますが、口座を分けることによって目的がより明確になるメリットがあります。将来の教育資金を考えるときにはぜひご検討ください。
なお、お子さま名義の積立投資額が年間110万円以下(非課税範囲)であっても贈与契約書は作成されることをおすすめします。
特集

こども口座 オンライン開設
こども口座がオンラインで開設できるようになりました。
当社の定期つみたてプランは月々1,000円から始められます。
来月は年も改まる1月!「全部使ってしまう」「預貯金で貯める」から、「一部を投資する」という第1歩を踏み出すには良いタイミングだと思います。
お年玉から始めて、おこづかいやバイト代の一部も積み立てをするという経験を積むことで、自分事として将来のお金のことを考える機会にもなります。
若い時から積立投資に触れることで、お金は成長するということを学ぶ良い機会です。この機会に親子でお金の話をしてみてはいかがでしょうか。
ポイント
こども口座の開設には親権者の方が
当社の口座を保有している必要があります。

親権者さまが
セゾン投信に
口座を保有している

お子さま名義の
ジュニアNISA口座を
開設している

親権者さま・お子さま
ともに口座をもっていない
口座開設
投資クイズ100本ノック

今回は、セゾン投信について、お客さまから寄せられるご質問をクイズにしました。
Q. セゾン投信のサービスについて、記述が正しいものはどれ?(難易度:★★★)
- 「定期つみたてプラン」は、毎月5,000円以上(1円単位)から積立ができる
- 「定期つみたてプラン」は、口座振替とクレジットカード決済を併用することができない
- セゾン投信の3つのファンドは、ネット証券でも購入することができる
A. 3
1. 定期つみたてプランは、1,000円以上(1円単位)から設定ができます。
2. 定期つみたてプランで、口座振替とクレジットカード決済を併用することができます。
3. セゾン投信の3ファンドは、大手ネット証券5社で購入することができます。
販売会社一覧(PDF)
〈セゾン共創日本ファンド〉組み入れ銘柄のご紹介

投資先企業を、セゾン共創日本ファンド ポートフォリオマネージャー岩下が独自の視点でご紹介いたします!
伊藤園(銘柄コード 2593)
日本の緑茶飲料市場で4割弱のシェアを誇る、日本を代表する飲料メーカーです。「おーいお茶」でおなじみの企業ですが、野菜飲料やコーヒー飲料、ミネラルウォーター、炭酸飲料、乳飲料など幅広い商品を展開し、環境保護や、茶産地育成事業として持続可能な農業にも積極的に取り組んできた歴史を持っています。同社は1966年の設立以来、茶葉鮮度保持のための真空パック技術の開発、有機肥料による緑茶栽培技術の確立など、お茶の産地とともに茶葉の栽培から製品の製造・販売まで一貫して行うことで、高品質な製品を提供し続けてきました。84年に開発された缶内の酸素除去により、緑茶の品質を保持する「T ー Nブロー製法」による「缶入り煎茶(「おーいお茶」の前身)」は86年には「日経年間優秀製品賞」を受賞するなど、日本社会にも少なからず影響を与えてきました。ウーロン茶など他の茶飲料にも積極的で、世界初の「缶入りウーロン茶」を開発したのも同社です。同社は世界中で「おーいお茶」ブランドを中心に積極的な世界展開を行っており、世界的な健康志向の高まりとともに人気が増している RTD ※茶飲料の有力メーカーとして、今後も大きな成長が期待されます。
※ RTD 茶飲料・・・購入後すぐに飲める茶飲料のこと。
※記載の銘柄は当該投資信託の組入銘柄の一例であり、当該銘柄の購入を勧誘するものではありません。また将来の運用成果を示唆・保証するものでもありません。
広報Picks!

セゾン共創日本ファンド第4期運用報告会 動画公開中
セゾン共創日本ファンドの第4期運用報告会をダイジェスト動画でご覧いただけます。
運用実績の報告に加え、フリーアナウンサーの内田まさみさんがモデレーターを務め、ポートフォリオマネージャーの考え方を引き出しています。ファンドの基本方針や銘柄選定の基準などについて、わかりやすく解説していますのでぜひご覧ください。
年代別NISA活用法 50代の方へ
会社員であれば、そろそろ定年が視野に入る50代。一方で、こどもが独立し教育費の負担が徐々に減る時期でもあります。家庭のお金の流れに大きい変化が訪れる50代でも、資産形成の強い味方になるのがNISAです。
今回は50代の方に向けて、NISAを使いこなすためのポイントをお伝えします。
URL:https://www.saison-am.co.jp/service/learn/column/nisa251027.html

いけほんまつり
豊島区池袋にオフィスを構えるセゾン投信は、昨年から豊島区産官学連携コンソーシアム「TEAMとしま」に参画しています。
今回は2025年12月13日(土)10:00~16:00に豊島区が主催する地域区民ひろば構想モデル事業「子どもがいきいき過ごせるひろば」の一環として、区民ひろば池袋本町(旧文成小学校)で開催される「いけほんまつり」に参加・出展いたします。
「節約・投資系YouTuberの節約オタクふゆこ」さんのトークショーもあります! ※【PR】セゾン投信
URL:https://www.city.toshima.lg.jp/580/kurashi/hiroba/jigyo/2510311310.html