2026年2月号 Vol.227
目次
今月のひとこと

Vol.227
成長する日本企業とともに歩む ~セゾン共創日本ファンド4周年を迎えて
2026年2月1日を持ちましてセゾン共創日本ファンドは設定開始から4周年を迎えることができました。受益者の皆さまにご支持いただきながらファンドが成長を続けていることに心から御礼を申し上げます。
1年後にはNISA制度のつみたて投資枠対象商品の要件を満たす見込みですし、今後更なる発展の機会が広がっていくことを期待してワクワクしています。現在の運用体制になって以降、セゾン共創日本ファンドのポートフォリオは非常に強固なものとなっています。
「なぜこの企業なのか」への答え
例えば昨年2月以降、組入比率1位の五洋建設については、当時お客さまから「なぜこのような企業を選別したのか理解に苦しむ」といったご意見もいただきました。それ以前に上位組入を行っていたアシックスに対しても、株価上昇局面に入るまでは同様のご意見が寄せられていました。しかし結果として、これらの企業はファンドパフォーマンスに大きく寄与してくれました。丁寧な企業調査に基づく判断が実を結んだ例と言えるでしょう。むしろ世の人々から「いいね」と言われるような企業ばかり選んでいてはいけないと思っています。まだ市場が評価していない企業価値の高まりを発掘することこそ私たちの役割であり、現在の運用者である岩下は日々全力を尽くしており頼もしい限りです。
変わりゆく日本株への評価
日本株式市場への投資について、この15年で世の中の評価が大きく変わったと実感しています。かつては「日本株なんて保有する必要がない」「もう上がらない」と言われ続けてきました。過去には世界の株式市場と比較して年々プレゼンスが低下していた日本株式市場ですが、足元の日経平均株価は5万円を大きく超え、当時の悲観的な見方について言及する人はほとんどいません。
往々にして人は、過去の延長線上で物事を捉えがちですが、それは投資に限らず、ビジネスやプライベートなど人生の全てにおいて、判断を誤ってしまう要因にもなり得ます。
ターンアラウンドを重視
だからこそ私たちはセゾン共創日本ファンドにおいて「ターンアラウンド」をキーワードとした投資スタイルを大切にしています。業務改善や成長分野の強化、主力事業との相乗効果や収益性が低い事業からの撤退など、抜本的な改革に取組むことで企業価値の向上を図ることがターンアラウンドです。中長期の投資スタイルと聞いて既存事業の進化や発展を指すエボリューションをイメージする方も多いでしょう。一方で過去と決別して変革を持ち込むレボリューションがターンアラウンドであり、ここにはまだ多くの投資リターンを得る機会があります。このように書くと逆張りスタイルと思う方がいらっしゃるかもしれませんが、あくまで企業価値向上が市場から評価される確信があってこその投資判断であり、単なる逆張りとは本質的に異なります。
日本企業の「質」も変わった
それでは「今後も日本株式への投資は報われるのか」と問われると、「日本企業の質が変化したので期待が持てる」というのが私の回答です。企業経営の質は確実に向上しています。利益成長を重視した経営、成長戦略の実行、賃上げや人材育成への投資、株主や資本市場を意識した経営姿勢など、これらを軽視する企業は市場から淘汰される環境へと変わりました。私が社会人となったおよそ四半世紀前は、とにかくコストカットや設備投資の抑制、人員削減、非正規雇用の拡大、賃上げ先延ばしなど、その場しのぎの経営を行う会社が多く見られました。金利と物価の上昇により、努力を怠る企業やいわゆるゾンビ企業は更に淘汰され、日本企業の質は一層高まっていくでしょう。これらの変化が目に見えて現れるときに、企業を選別するアクティブ投資の優位性が発揮されると考えています。
5年目に入ったセゾン共創日本ファンドに、引き続きご期待ください。
特集

「セゾンお金のこと相談室」4周年
2022年からお金に関するお困りごとに寄り添い、アドバイスを無料で提供しています。
今回は「FP相談コース」を実際にご利用いただいたご相談者の方の許可を得て、感想を教えていただきました。
相談の概要
| 相談者プロフィール | 40代男性・既婚・子供あり 相談内容:保険内容の見直しと、住宅ローンについて相談したい |
|---|---|
| コース | FP相談コース |
| 面談時間 | 60分 |
| アドバイザー | 「セゾンお金のこと相談室」 黒須かおり |
相談前
利用前の気持ちは?
「無料で気軽に相談できるなら、この機会にしっかり整理したい!」という前向きな気持ちと、「自分のお金の状態が“まずい”って言われたらどうしよう…」という不安が入り混じっていました。
相談をしてみて
印象に残ったFPのアドバイスや言葉は?
- 重要なポイントについては、「補償内容をしっかり確認しておいた方がいいですよ」という一言が特に心に響いたアドバイスでした。
- 事前に伝えた相談内容ではなかったですが、これから始まる制度(こどもNISA)についてその場で教えてもらえたのがよかったです。

相談後
相談後の変化は?
- 気持ちの変化
「大きな問題はなさそう!」とわかり、大きな安心感が生まれました。 - 行動の変化
保険の一部をさっそく見直し、改善しました。情報の棚卸しができ、“自分のお金の状態”をはっきり可視化できました。 - これからやってみたいこと
こどもNISAがスタートしたら活用したい!という新たな目標ができました。
相談室を利用してよかったと思うこと
- 自分のお金の現状がクリアになった
- 保険や住宅ローンの見直しなど実際の行動につながった
- 新しい制度(こどもNISAなど)を知り、将来への準備が進んだ
- どんな質問にもやさしく答えてくれるので、気軽に何でも相談できた
全体の感想
相談はお金の話だけでなく、家族や住んでいる地域の話など雑談も交えながら進み、終始リラックスして話すことができました。
お金のことは家族間でも意外と話しにくい。でも生活に直結する大事なこと。赤裸々に相談できる場はとても貴重でした。 プロに気軽に相談できることで、“気になっていたけれど後回しにしていたこと”を整理でき、自分の感じていたもやもやが間違いではなかったと分かり、安心できたことが本当に大きかった。 なんとなく不安なまま進めるのではなく、「これで大丈夫」と思えることで、資産形成を続けていく自信や前向きな気持ちが生まれ、継続していけるモチベーションにもつながりました。
お金のことは、誰にとっても大切なテーマ。
一人で抱え込まず、まずは“話してみる”ことから始めてみませんか?
「お金のこと相談室」は、あなたの“もやもや”を“安心”に変えるきっかけになるかもしれません。「営業されるのでは…」と心配な方も、どうぞご安心ください。あなたにあわせて具体的な目標や行動をご提案してまいります。
投資クイズ100本ノック

今回は、投資信託の基準価額に関するよくあるまちがいをクイズにしました。
Q.基準価額に関する説明のうち、誤っているものはどれ?(難易度:★★)
- 買いたい人が多ければ多いほど、基準価額は上昇する
- ほとんどの投資信託は、運用開始時の基準価額が1万円である
- 分配金が支払われると、基準価額は下落する
A. 1
株式の場合、買いたい人(=需要)が多ければ多いほど、株価が上昇していきます。一方、投資信託の基準価額の上昇は、需要(人気)とは直接的な関係がありません。あくまでも、その投資信託が組み入れている株式や債券などの値動きによって、基準価額が変動します。
〈セゾン共創日本ファンド〉銘柄のご紹介

投資先企業を、セゾン共創日本ファンド ポートフォリオマネージャー岩下が独自の視点でご紹介いたします!
クボタ
クボタは、1890年創業の総合産業機械メーカーです。食料・水・環境という人類の生活に不可欠な分野で事業を展開しています。
創業者の久保田権四郎氏は、19歳で鋳物の製造・販売の事業を興し、「やればできる」「失敗を恐れるな」の信念で創業から3年後の1893年には日本初の水道用鋳鉄管の国産化に成功し、日本の水道インフラの近代化に貢献、その後も「農工用石油発動機」の製造を開始するなど農業機械分野に進出し、トラクタやコンバイン*などを開発、日本農業の機械化を牽引してきました。戦後は、建設機械業界への進出や、ごみ焼却炉分野への参入など、農業機械、建設機械、ディーゼルエンジン、水処理設備など幅広い製品を提供する総合産業機械メーカーへと発展を遂げました。現在では世界120か国以上で事業を展開し、売上の約8割を海外市場で占めるグローバル企業として成長を続けています。世界の農業機械分野では世界シェア2位、特に稲作関連機械ではトップシェアと推定され、建設機械分野でも小型建機では世界販売台数1位と推定されるなど、強い競争力を有しています。近年は IoTや自動運転技術を活用したスマート農業や環境ソリューションを推進し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
*コンバインとは、稲や麦などの穀物を刈り取り・脱穀・選別まで一度に行う収穫専用の農業機械です。
※記載の銘柄は当該投資信託の組入銘柄の一例であり、当該銘柄の購入を勧誘するものではありません。また将来の運用成果を示唆・保証するものでもありません。
セゾン共創日本ファンド4周年
2026年2月からセゾン共創日本ファンドは5年目に入りました。
純資産総額は約70億円となり、毎月の積み立て額も1億円を超えてまいりました。引き続き皆さまの積立資金をベースに成長を目指してまいります。

広報Picks!

「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2025」受賞
アクティブ部門 第1位受賞
「個人投資家が選ぶ! Fund of the Year」は金融商品に投資経験がある個人投資家からの投票で、得票数によって受賞ファンドが選出されます。 2007年から始まったこのアワード第1回でも、セゾン・グローバルバランスファンドが第1位を受賞しています。投信ブロガーや個人投資家の方から19年にわたって評価対象として見守り続けていただいているのは大変うれしいことです。
詳細は「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year2025」公式ウェブサイトをご確認ください。

年代別NISA活用法 30代の方へ
会社では中堅と呼ばれ、収入が上がり始める30代。一方で、子どもの教育費や住宅、車の購入など、ライフプランに伴う大きな支出が予測される年代でもあります。支出をカバーするための計画的な資産運用が欠かせません。
30代の人がNISAを使いこなすためのポイントをお伝えします。
