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「引退後も経済的安定を得よう!」

トコトンコラム

「バンガードによる退職に向けた投資計画」シリーズ 第2回
「引退後も経済的安定を得よう!」

 「バンガードによる退職に向けた投資計画」シリーズ 第2回<br>「引退後も経済的安定を得よう!」

今回は、バンガード・インベストメント・ストラテジー・グループのシニア・インベストメント・アナリスト、コリーン・ジャコネッティのコラムをお届けします。

私が初めて得た仕事は、ニュージャージー州シーアイルシティでビーチの入場券を売ることでしたから、その時から老後への備えという道のりを歩んできたということになります。当時15歳の私は、当然ながら、老後のことは考えていませんでしたが、働いて得たお金は貯蓄口座に入れました。

現在に話を進めますと、老後への道のりはそのころよりも少し前を歩んでいます。しかし、変わっていないことがひとつあります。それは、今でもまだ、将来に備える基盤づくりの段階だということです。そして私の究極的な投資目標は、ただ単に退職するのに充分な資金があるというだけではありません。老後生活における経済的安定性を確保するということです。

一般的に、経済的安定とは、今現在も将来も自身の経済目標をすべて達成できるという自信があり、安心していられるということです。私にとっての経済的安定とは、娘たちに教育を与えられ、海外旅行ができ、セカンドハウスが持て、ささやかながらも遺産が遺せるということを意味しています。

老後への道のり


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老後というのは最終目的地ではありません。これは、その先20年、あるいはそれ以上続くかもしれない人生の一段階なのです。この旅路の出発点で持っている優先事項、課題、財源は時の経過とともに変わるかもしれません。この曲がりくねった道を行くためには、準備が必要です。

老後の経済的安定を得るための王道があるわけではありません。しかし、この旅路で一般的によく用いられる方法があります。分岐点でどちらの方向を選ぶかで、その後に続く道が決まってきます。

  • 1. 目標設定 実現したいことを確認し優先順位をつけましょう。

2. リスクの理解 障害になりうるリスクに目を向けましょう。

3. 財源の評価 現在、そして将来予想できる財源をリストアップしましょう。老後は複数の財源に頼る人がほとんどです。財源により対応できるニーズが異なってきます。

4. 計画を練る 最も優先順位の高い目標、最大のリスクファクター、そして手に入る財源を考慮に入れ、長期的な戦略を立てましょう。

老後計画における重要な要素


計画を立てるにあたり、考慮すべき重要点を検討してみます。

目標

老後というのは、ひとつの目標ではありません。重要性の異なる複数の目標の組み合わせなのです。信頼でき手に入りやすい財源を最も優先度の高い目標の達成に充てるなど、一般的に、資産を目標の優先順位に沿って割り当てたいものです。

たとえば、4つの主な目標があり、次のような優先順位をつけたとします。

1. 生活費(食費、被服費、住宅費、経常的な医療費など)

2. 偶発損失引当金(家屋の修理費、予定外の医療費など)

3. 裁量支出(休暇旅行、外食費、娯楽費など)

4. 遺産(相続させ、遺贈する財産)

リスク

退職後に直面するリスクは、次のような5つのカテゴリーに分けられます。

    • マーケットと投資リスク:投資のリターン、インフレーション、利率など、マーケットの変動によりポートフォリオが購買 力を失くすリスク。優先順位のより低い目標(裁量支出や遺産)については、より大きなマーケットと投資のリスクに耐えられるかもしれません。

    • 健康リスク:これには二重の意味があります。健康が衰えたときに介護が必要になるというリスクと、介護にかかる費用を捻出できないというリスクです。ご自身の健康リスクを、全般的な健康状態、保険の適用範囲、そしてどの程度の介護を望んでいるかという3つの点から診断してみてください。

    • 長寿と急死のリスク:長寿のリスクとは、思っていたよりも長生きして貯蓄が底をつくかもしれないというリスクです。急死のリスクはその逆で、思っていたよりも短命で、配偶者を後に残したり予想していたよりも多額の遺産を残すリスクです。世界の平均寿命は延びていますが、あなた自身の寿命は、性別、ライフスタイル、遺伝などいくつかの要因に影響を受けます。

    • イベント・リスク:予想外の出来事で、大きな金銭的負担が生じるリスク。計画外の家族の出費や大規模な家の修理、転勤などが含まれます。保険計理士協会(SOA)の『2015 Risks and Process of Retirement Survey』によると、退職者の約72%が、老後生活においてこのような「ショック」を少なくとも一度は経験したことがあると報告されています。

  • 税制および政策リスク:公的医療保険の適用、退職給付や年金についての規則、退職給付や相続への課税制度が変更になるかもしれないというリスク。このリスクは、資産配分や支出計画を管理することで軽減することができます。

財源

老後資金は、ポートフォリオだけではありません。老後の財源は、次の3つのカテゴリーに分類されます。

  •  ・年金収入(公的年金、企業年金、個人年金)
  •  ・流動資産(個人が管理する投資口座)
  •  その他の財源(保険金、給与収入、不動産収入)

財源を目標と合致させる

下表は、上に挙げた4つの目標に対し、最も適切な財源を示しています。さらに下のエビ茶色の表は、各財源を充てることで軽減できるリスクを示しています。

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注:「相対的有効性」は各財源が目標に沿っている、またはリスクを軽減できる度合いを示しています。

次にどのように目標達成を計画できるかについて、詳しく検討してみましょう。

基本的な生活費

基本的な生活費には年金収入を充てることを考慮しましょう。公的年金、厚生年金、個人年金といった年金収入は、マーケットと投資リスク、また長寿と急死のリスクからの有効な保護を提供します。そのため、こういった収入は、最も信頼できる財源となります。

もしも年金収入では基本的な生活費すべてが賄えない場合は、給与収入を用いてもいいでしょう。給与収入もマーケットと投資リスクから保護されているからです。

偶発損失引当金

偶発損失引当金には流動資産を充てることを考慮しましょう。流動資産には雇用者がスポンサーとなる退職貯蓄プランや課税口座への貯蓄といった投資が含まれます。

資産配分は、リスク許容度と達成したい目標のタイムホライズンに応じて決めるといいでしょう。投資ポートフォリオがリスク許容度の異なる複数の目標に充てられる場合、資産配分は目標の組み合わせに応じて決められなければなりません。

流動資産は、税制や政策の変更に対応できるため、税制および政策リスクに対する有効な保護になります。さらに、保険金、給与収入や不動産収入は、これらの経費に充てることができます。

裁量支出

この種の支出は優先順位が低いため、不確実性の許容度を高くできるかもしれません。この目的には、流動資産や給与収入が最も融通の利く財源となるでしょう。保証された収入も、基本的な生活費充当後の過剰分は、この目的に充てることができます。

遺産

この長期的な目標を達成するには、相続人や慈善団体に遺すための余剰の資産が必要となります。不動産や適切に投資された流動資産は、遺産の価値を最大化することができます。給付金がコストを上回る限り、生命保険もこの目的のために利用することができます。

道筋を作る

老後の経済的安定を達成することは、世界中の人々に共通した目標かもしれませんが、個人に適した戦略は、状況、すなわちその人の設定した目標(そしてその優先順位)、起こりうるリスク、そして財源により異なってきます。

引退するというのは複雑なものです。心に抱いているいくつかの目標が互いに折り合わないかもしれず、そうすると難しい選択を強いられるでしょう。しかし、喜ばしいことに、あなたには選択肢があります。ご自身で優先順位をつけ、財源を目標と合致させ、リスクを軽減するといいでしょう。『バンガードによる経済安定のための道案内:老後に向けた意思決定の枠組み』をご参照ください。あるいは、ファイナンシャル・アドバイザーに相談されると、一人ですべてを把握する必要がなくなります。

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コリーン・ジャコネッティ

シニア・インベストメント・アナリスト

バンガード・インベストメント・ストラテジー・グループ

次回は、バンガード・パーソナル・アドバイザー・サービスのシニア・ファイナンシャル・アドバイザー、シャロン・マクファデンのコラム「考えてる?退職後の理想のライフスタイル」をお届けします。お楽しみに!

ご留意事項

  • ・この記事は、2018年5月にバンガード・インベストメンツ・ジャパンのウェブサイトに掲載されたものです。
  • 本資料は情報提供のみを目的としたものであり、掲載された情報や表明された意見は金融商品の売買を提案もしくは勧誘するものではなく、証券投資に関するアドバイスを提供もしくはアドバイス提供サービスの勧誘を行うものでもなく、また前述のいかなる用途への利用も認められません。
  • 本資料は、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。
  • ・一般に、株式の価格は個々の企業の活動や業績、市場・経済の状況等を反映して変動し、また、公社債の価格は市場金利の変動等を受けて変動するため、 株・債券の価格が下落し、損失を被ることがあります。株・債券の価額の変動要因としては、主に「価格変動リスク」や「為替変動リスク」、「カントリーリスク」、「信用リスク」、「流動性リスク」などがあります。
バンガード

バンガードは、世界最大級の運用会社の一つです。2019年3月31日現在、バンガードは約5.4兆米ドル(約600兆円)の資産を世界の市場で運用しています。バンガードは米国ペンシルバニア州バレーフォージに本拠地を置き、世界中で2,000万人を超える投資家の皆さまに400本以上のファンドを提供しています。

記事提供会社:バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第146号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会

投資信託は値動きのある有価証券等に投資しますので基準価額は変動します。

その結果、購入時の価額を下回ることもあります。また、投資信託は、銘柄ごとに設定された信託報酬等の諸経費がかかります。各投資信託のリスク、費用については投資信託説明書(交付目論見書)に詳しく記載されております。

ご購入に際しては、必ず投資信託説明書(交付目論見書)の内容を十分お読みいただき、お客さま自身にて判断いただきますようお願いいたします。

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