「特別レポート:今こそ長期投資家の胆力が試される」掲載のお知らせ お知らせ

2020/03/26

新型コロナウィルスの感染拡大に伴う市場の下落から、いま2極化したお客さまの動きが存在します。
一つは絶好の仕込みどきと、元気に買付けされる方。
他方、コツコツと積み上げてきた投資信託を解約して「セゾン号」から下車してしまう方々です。
このところの報道を見ていると、不安な気持ちになってしまうのはよくわかるのです。
アメリカの緊急事態宣言、フランスの外出禁止令と新型コロナウィルスの感染はアジアから世界へ急速に広がりました。
そして、リーマンショックの時は、金融機関の経営破綻に陥ったことがきっかけで経済に悪影響を与えましたが、今回は感染病拡大予防のための様々な経済活動の自粛が経済を脅かそうとしています。

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下落相場で真価を発揮するのが積立投資の醍醐味

運用14年目に入ったセゾン投信には、リーマンショックに耐え、資産を増やしてきた受益者の皆さまとの運用記録が残っています。

「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を、定期積立プランで2007年5月から2019年12月まで毎月1万円ずつ積立投資をしてきた2人の方の事例を対比してみましょう。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド事例対比

Aさんは、リーマンショックに怯え、それまで積み立ててきた投信を全て損切りした上に積立も止めてしまい、基準価額が1万円に戻った2013年4月に積立を再開しました。
その結果、2019年12月末時点の含み益は16万4,278円となりました。

Bさんは、リーマンショックにもめげず積立を続けました。
その結果、2019年12月末時点の含み益は82万9,226円でAさんの約5倍です。
Aさんは、リーマンショックで全売却した時に、損失を出しているので、それを考慮すると、Bさんの含み益は約7倍にまでひらきます。

同じく
「セゾン資産形成の達人ファンド」を、定期積立プランで2007年5月から2019年12月まで毎月1万円ずつ積立投資をしてきた2人の方の事例を対比してみましょう。

「セゾン資産形成の達人ファンド」事例対比

Aさんは、リーマンショックに怯え、それまで積み立ててきた投信を全て損切りした上に積立も止めてしまい、基準価額が1万円に戻った2013年4月に積立を再開しました。
その結果、2019年12月末時点の含み益は34万8,458円となりました。

Bさんは、リーマンショックにもめげず積立を続けました。
その結果、2019年12月末時点の含み益は198万9,204円でAさんの約5.7倍です。
Aさんは、リーマンショックで全売却した時に、損失を出しているので、それを考慮すると、
Bさんの含み益は約6.8倍にまでひらきます。

これが下落相場でこそ真価を発揮する積立投資の醍醐味です。そして、今回も長期投資家として、積立額の積み増しやスポット買いをしている方が数多くいらっしゃいます。


 

今こそ長期投資家の胆力が試されるところ

まさに、今こそ長期投資家の胆力が試されるところです。
今、感染拡大の不安と世界経済の停滞懸念から株価が乱高下しているわけです。
しかし、企業が利益を出し続ける限り、株価がゼロになることはありません。

では、今回の騒動で企業が利益を出せない時代が来るのかというと、それは違うと断言できます。たしかに、航空会社や観光産業などには厳しい時期が続くかもしれませんが、マスクやトイレットペーパーなど生活必需品を作っているメーカーには、特需となっています。

「百年に一度の危機」と言われたリーマンショックの時も東日本大震災の時も2年後には大体の上場企業は再び利益を増加させる局面に戻ったことを私たちは歴史からの教訓として学ぶことができます。

そんな背景の中でお客さまが長期投資を志す集団である「セゾン号」から降りてしまうということは、世界の企業や国を応援するのでなく、世界経済の収縮や企業経営の悪化に寄与してしまうことにすらなりえるのです。

ひとりひとりの力は小さいものですが、セゾン投信は、おかげさまで、先日、預かり資産総額が3,000億円となりました。みんなで力を合わせることで3,000億円分、
投信保有を通じ資本家として経済(経済の語源は「経世済民=世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと」)に貢献できる存在になってきたのです。

それが市場の下落局面に入ったために、「セゾン号」から下車してしまうというのはとても残念なことです。
さらには、投資家はこのような時にリスクをとるからこそ後にリターンを得られるのが資本主義だと理解していれば、ここで投資から降りてしまうのは勿体ない話です。


 

「セゾン号」で引き続き本格的資産育成を!

改めまして当社は、皆さまが「セゾン号」での長期投資の旅を続けた結果として、将来の幸せを実現していただくために存在しています。
一日でも長く、長期投資家を続けていただくことを切に願っております。