投資家リターン
実際の投資行動の結果、投資家が得た平均的な収益率
- ファンドを購入するにあたり、「高値掴み」「安値売り」をした人が多ければ、投資家リターンは低下する。
- 逆に安値の時に購入する人が多く、資金が流入するファンドは投資家リターンは向上する。
大切にする理由
私たちが投資家リターンを大切にする理由
セゾン投信では商品自体のリターンを高めても、実際に投資しているお客さまのリターンが低ければお客さま本位ではないと考えます。お客さまに“おせっかい”といわれても、私たちが考える基本的な投資行動(長期・積立・国際分散)を実践してもらうために積極的にサポートしています。

投資家リターンと基準価額騰落率
セゾン・グローバルバランスファンド、セゾン資産形成の達人ファンドは、多くのお客さまが積立投資などによる計画的な購入や長期保有を行っていただいた結果、投資家リターンが基準価額騰落率を上回りました。
セゾン共創日本ファンドは、投資家リターンが基準価額騰落率を下回っていますが、多くのお客さまに積立投資などによる計画的な購入を行っていただいており、今後は投資家リターンが基準価額騰落率を上回っていくと考えております。
投資家リターンと基準価額騰落率実績値比較

投資家リターン
日々のファンドへの純資金流出入額と、期首及び期末のファンドの純資産額から求めた内部収益率を年率換算したもの。
基準価額騰落率
ファンドの基準価額の変化率を年率換算したもの。
- 小数点第2位を四捨五入しております。
- 設定開始から2025年3月末まで年245営業日として年率換算
- 直販、販売会社を含む
コツコツ投資の成果
ファンドを購入するにあたり「高値掴み」「安値売り」をした人が多ければ、投資家リターンは低下します。反対に安値の時もコツコツと投資を継続した人が多ければ投資家リターンは向上します。
最適な投資行動とは?
市場の一般的な投資家は上がったときに買い、下がったら売る傾向あり
投資家リターンが低下する理由は前述したとおりですが、市場での投資家の行動を見てみましょう。下記のグラフを見ると、TOPIX上昇時には投資家の資金が多く流入しており、下落時には資金が流出しています。結果として多くの投資家は高値掴みとなり、下がった時に売却していることからリターンを享受できていない可能性が高くなります。このような投資行動は決して良いとは言えません。値動きだけを見て投資をしているとこのような傾向に陥りがちです。

「高値掴み」「安値売り」というありがちな投資行動を制御する意味で毎月一定額ずつ購入するつみたて投資が有効。相場の上げ下げに動揺しない心の安寧も手に入れられる。
セゾン投信のお客さまの投資行動から見るつみたて投資の有効性
一般の投資家は「高値掴み・安値買い」の投資行動をとる傾向が見られましたが、セゾン投信のお客さまの投資家リターンはなぜ基準価額騰落率よりも高くなっているのでしょうか。
セゾン・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドの基準価額と資金流出入額の推移
セゾン・グローバルバランスファンド

セゾン資産形成の達人ファンド

多くのお客さまが基準価額の下落時もつみたて投資を休止せず、資金流入が続いています。
このように、セゾン投信のファンドは下落時にもつみたて投資を続けたお客さまが多かったことで、平均取得単価が低減したため、結果として基準価額騰落率よりも投資家リターンの方が高くなっているのです。
継続の有効性
相場下落時にもつみたて投資を継続しよう
下のグラフは2007年5月~2018年12月の11年8か月、セゾン・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドを毎月1万円ずつ継続して購入した場合の1万口あたりの損益を表しています。

2008年9月に起こったリーマン・ショックによって、1万口あたりの損益は大幅にマイナスとなりました。一番損失が発生している状態でセゾン・グローバルバランスファンドは▲2,997円、セゾン資産形成の達人ファンドは▲3,336円となり、心理的に辛い状況となりました。
2007年5月から毎月1万円ずつつみたて投資をしていて、ショック時(2008年9月)につみたて投資を停止してしまった場合、損益がプラスになるまでに要した期間は2つのファンド共に約4年半かかっています。それに対して、つみたて投資を停止せず継続していた場合には、セゾン・グローバルバランスファンドでは3年半、セゾン資産形成の達人ファンドでは1年4か月で損益がプラスになっています。
商品名 | ショック時に積立投資を停止して 損益がプラスになるまでの期間 |
ショック時も積立投資を継続して 損益がプラスになるまでの期間 |
---|---|---|
セゾン・グローバルバランスファンド | 4年7か月 | 3年6か月 |
セゾン資産形成の達人ファンド | 4年4か月 | 1年4か月 |
相場急落時には、損益が大幅にマイナスになることから慌ててつみたて投資を停止してしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、過去のデータを検証すると、粘り強くつみたて投資を継続することで停止した場合よりも早く損益がプラスに戻っています。
理由はつみたて投資を相場下落時にも継続することで、投資信託の平均取得単価を引き下げることとなり、基準価額が上昇していく際には、基準価額が元の価額に戻るよりも早く損益は元に戻るからです。
相場下落時も動揺せず、平均取得単価を下げる好機会と捉えてつみたて投資を継続しましょう!