2026年4月号 Vol.229
目次
今月のひとこと

Vol.229
市場心理が不安定な局面における投資判断の考え方
市場心理が揺れている
米国とイスラエルによるイランへの軍事行動では、双方に死傷者が出ています。日々の報道を目にし、心を痛めておられる方も多いことでしょう。経済面では原油価格の急騰に加え、各国の長期金利も上昇しています。さらに、軍事的要因とは別に、一部の金融機関でプライベートアセット投資に関する解約制限が実施され、投資家心理が不安定になっていると報じられています。
予想できないからこそ、待つ
相場が下落局面に入ると、「下がった今こそ買い増しだ」と積極的だった投資家であっても、停滞や上下動が長引くにつれて不安を募らせ、追加購入を控える、あるいは傷が浅いうちに売却しようとする傾向が目立ち始めます。こうした行動がさらに価格変動を大きくしてしまうのです。今回の調整局面も、半年ほどは落ち着かない状況が続く可能性があります。
幸運にも高値圏で売却できた方を除けば、いまの相場を見て判断し、とくに売却に踏み切ることは、合理的な判断につながりにくい状況といえるでしょう。率直に申し上げれば、「いまさら慌てても遅い」ということです。売却しようとしてもすでに価格は下落しています。では「もっと早く売っていれば」と思われるかもしれませんが、それを事前に正確に予測できる人はいません。予想に頼らず、落ち着いて少し待つことのほうが重要なのです。
冷静さを取り戻す
焦りが生じると、適切な行動がとりにくくなります。
一時的な反発を見て「今のうちに」と売却しても、翌日にはさらに大きく上昇することもあります。想定と逆のことが起こる中で判断を誤り、その積み重ねが傷口を広げてしまう場合も少なくありません。
では「落ち着いて少し待つこと」は何をもたらすのでしょうか。
一番の恩恵は、冷静さを取り戻せることです。荒れた海や気流にわざわざ飛び込む必要はありません。波が静まってから海に入るほうが安全であるのと同じです。これは100年以上続く株式投資の歴史の中で広く知られていることですが、頭では理解していても実践できない方は今も昔も少なくありません。
日々の値動きに振り回されず、投資環境が落ち着くのを待てる方、そしてお金が必要となる時期まで値動きを忘れられる方が、長期投資で成果を大きく得られる人だといえるでしょう。
ご不安なときは、いつでもお電話やメールでご相談ください。
セゾン投信は、真摯に投資信託の運用を続けるだけでなく、お客さまが生涯投資を継続できるようサポートし、長期投資の効果を最大化するべく貢献してまいります。
特集

新年度になりました!この時期はお子さまの進学や将来について話し合うことも多くなると思います。今回は来年から始まるこどもNISAについての基礎知識をお届けします。
こどもNISA~改正ポイントを解説
こどもNISAはNISAの対象年齢を引き下げる形で2027年1月に導入が予定されています。制度の基本はNISAの「つみたて投資枠」です。
簡単に言うと、「こどもNISAは、つみたて投資枠の金額上限が変わり、払い出しの制限がついたもの」です。
購入方法は「つみたて方式」に限定され、購入できる商品は「つみたて投資枠の対象商品」となります。スポット(一括)購入や個別株式の購入はできません。
年間の投資額は最大60万円で、非課税で保有できる金額は合計で600万円です。毎年60万円を投資すれば10年で600万円、毎年50万円なら12年で600万円になります。
成人間近のお子さまでも、こどもNISAで積み立てた残高はスムーズに成人NISAへ引き継ぐことができます。
長期投資の観点からは、こどもNISAを待たずに、今からこども口座※を開設して、少しでも早く運用を開始することをお勧めします。
こどもNISAで非課税のメリットを受けつつ、利便性はこども口座で確保する。そんな方法もご検討ください。
※こども口座:0~17歳のお子さまが開設できる課税口座で払い出しの制限はありません。

(出所)金融庁 令和8年度税制改正について https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20251226-2/01.pdfをもとにセゾン投信作成
こどもNISAについて、詳しく知りたい方は相談室のコラムをご覧ください。
【こどもNISA 2027年1月予定】親子でお金を学ぶきっかけにも
https://www.saison-am.co.jp/service/learn/column/funlife/32.html
年代別NISA活用法シリーズでもこどもNISAを特集しています。
年代別NISA活用法 こどもNISA編
https://www.saison-am.co.jp/service/learn/column/nisa260319.html
投資クイズ100本ノック

今回は、投資信託でよく見かける用語について出題します。
Q. 「ノーロードファンド」とは、次のうちどれを指す言葉でしょうか?(難易度:★)
- 投資信託を保有している期間中の費用(信託報酬)がかからない
- 投資信託の売却益に税金がかからない
- 投資信託を購入するときの手数料(販売手数料)がかからない
A. 3
投資信託の販売手数料をロード(load)と呼ぶことから、販売手数料がかからない投資信託をノーロード(no-load)ファンドと言います。セゾン投信のファンドは全てノーロードファンドです。
〈セゾン共創日本ファンド〉銘柄のご紹介

投資先企業を、セゾン共創日本ファンド ポートフォリオマネージャー岩下が独自の視点でご紹介いたします!
SMC
SMC 株式会社は、1959年に「焼結金属工業株式会社」として設立された、自動制御機器の総合メーカーです。1986年に、SinteredMetal(= 焼結金属)Company の頭文字をとってSMC 株式会社へと社名変更しました。
主力製品は空気圧機器で、国内では約6割、世界でも3割強のシェアを誇っています。空気圧機器は工場の自動化・省力化に適しており、半導体・電機、自動車、工作機械、食品、医療など様々な分野で使用されています。またほかにも焼結濾過体*や各種濾過装置も手がけており、商品の基本型は1万2千種、品目は70万種以上と豊富な品揃えを誇り、戦略的に在庫を厚く保持し、短納期即応体制を整えています。これは、創業当初から掲げる「顧客第一主義」のもと、「お客様のご要望にはすべてお応えする」ことを目標に努力を積み重ねて成長を続けた賜物であり、現在では国内の研究開発・製造・営業拠点のほか、4か国に研究開発拠点、約30の国と地域に工場、約80の国と地域に約500か所の営業拠点を構える、グローバル企業へと成長を遂げました。
アプライドマテリアルズ社から、優れた取引先企業に贈られる「サプライヤー・エクセレンス」表彰を受賞するなど顧客からの信頼も高く、高い環境性能や効率化など、サステナビリティが求められる現代社会において益々の活躍が期待されます。
*焼結濾過体とは、金属や樹脂などの微細な粉末を高温で焼き固めて形成されたフィルターであり、主に液体や気体の濾過に使用されます。
※記載の銘柄は当該投資信託の組入銘柄の一例であり、当該銘柄の購入を勧誘するものではありません。また将来の運用成果を示唆・保証するものでもありません。
広報Picks!

5年連続受賞!LSEGリッパー・ファンド・アワード2026ジャパン
セゾン・グローバルバランスファンドが5年連続でLSEGリッパー・ファンド・アワードで最優秀ファンド賞を受賞しました!
| 部門 | 投資信託部門 |
|---|---|
| リッパー分類 | ミックスアセット 日本円 バランス型 |
| 評価期間 | 10年 |
| 受賞 | 最優秀ファンド賞 |

マッチング拠出の条件緩和(2026年4月)
今月から企業型確定拠出年金(企業型DC)に関連する「マッチング拠出」制度が改正されます。お勤め先で企業型DCに加入している方はこの機会にどの商品を選択しているかの再確認と、マッチング拠出が利用できるかどうか確認されてみてはいかがでしょうか。
※マッチング拠出とは、企業型DCにおいて、事業主(勤務先)が拠出する掛け金に加えて、従業員自身が掛け金を上乗せできる制度です。マッチング拠出の利用可否は事業主が規約で定めていますので、できない場合もあります。
