ゼロ金利政策(ぜろきんりせいさく)

政策金利を限りなくゼロ近くに誘導する金融政策。
政策金利をゼロにすることにより、銀行はただ同然で資金を調達できるため、企業への融資がしやすくなり、お金の流れが活発化し、景気を刺激する効果が得られます。1999年2月、日本銀行は短期金利の指標である無担保コール翌日物の金利を史上最低の0.15 %に誘導することを決定。この時、当時の速水優日本銀行総裁が「ゼロでもよい」と発言したことから「ゼロ金利政策」と呼ばれるようになりました。海外でも、米国、スイス、スウェーデンなどがゼロ金利政策を導入したことがあります。